まいさんの相談

カテゴリ:装置・治療法

反対咬合と開咬について

はじめまして
8歳2か月の小3の息子についての相談です。
小さいころから定期検診に通っていた一般歯科より、反対咬合でムーシールドをすすめられました。
その歯科は矯正を行っていなかったため、専門医の方がいいのではと思い、先日、矯正歯科へ相談に行きました。

反対咬合と開咬もあり、矯正歯科の先生は、今から10年間くらいは経過観察(3か月に1度程度受診)をし、成長期が終わったころ(17〜8歳頃?)に、あごの成長をみて、矯正もしくは、手術になると言われました。ムーシールドも息子には意味がないとのこと。
あごのヘッドギアにようなものもあるが、効果が不確かな上、子供の負担が大きいので、その先生は今までしたことがないそうです。
舌の位置が下の方にあるようなので、舌が原因の一つだと思われますが、舌の指導(練習?)などはないですか?とお聞きしましたが、自分で意識するしかない、と言われました。

手術をした友人がおり、その大変さもわかっているため、できれば、少しでも手術を回避できればと思っています。10年何もしないというのもとても不安で、今できる治療等ないものかと思い、相談させいてただきました。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

ご相談ありがとうございます。なかやま矯正歯科 中山と申します。
口腔内を拝見しておりませんので、絶対にこれが正しいとは言えないのですが、当院であればそのまま経過観察はしないと思います。
口腔内の状態によりますが、上顎を前方に牽引する装置もありますし、舌の練習をしてもよいかもしれません。多少負担もありますが、舌の癖を防ぐような装置も存在します。
たしかに男性の下顎の成長は18歳頃までは続きますので、もし下顎の成長が旺盛な場合は小学校頃に矯正治療を行っても手術になってしまう可能性はありますが、その場合でも今の時期にする治療は無駄にならないと思います。
医院の方針によって様々な方法が考えられますので、よろしければ別の矯正歯科にもお話しを聞きに行かれてはいかがでしょうか?参考になれば幸いです。
まい様、はじめまして、さわだ矯正歯科クリニックの澤田大介です。反対咬合の場合には、骨格の問題が大きい場合には経過をみるケースもあるでしょうが、まずは前歯のかみ合わせを改善し、舌のクセの改善を指導していくのが一般的ではないかと考えています。
上の前歯が内向きに生えていたり下の前歯が前方に出ている場合は、その歯の位置を是正すれば治ります。しかしながら骨格の問題が大きい場合にはプロトラクターにより骨格の問題を改善する試みを行います。矯正専門の先生でも考え方は様々です。骨格の問題が大きい場合には治療しても最終的には健康保険を利用した手術になることもございます。現在は口腔外科の先生の技術の進歩によりずいぶんと綺麗に手術で治せるようになっていますので御心配される程ではなくなっています。今から矯正をおこなっていく方針の先生もおられるのではと思いますので、御心配でしたら歯学部附属の大学病院など他院を受診されるといかがでしょうか?
良い結果が得られますようお祈り申し上げます。
読ませて頂きました。

専門歯科医の判断は骨格性下顎前突ですね。私ならチンキャップや上顎骨前方牽引装置を使用しますが、先生によっては効果を疑う先生もいるようです。セカンドでもう一軒矯正歯科専門歯科医院へ行かれてください。

ムーシールドは骨格性には効果はありません。しかも開咬があるとすると使用しない方がよいでしょう。反対咬合で開咬を伴うすれば難しい症例です。専門歯科医院でしか扱うべきではないと思います。確かに手術の可能性もあります。しかし、成長期に何もしないのももったいない感じも受けます。

矯正歯科専門歯科医院へセカンドオピニオンをお聞きになって結果が同じならどちらか気に入られた方を選ばれてはどうですか?あるいは将来手術の可能性もあるのなら育成、更生医療指定医療機関の指定を有している矯正歯科医院ならそのまま手術になった時に転院せずに保険に切り替えることができます。ただし、今の年齢では適応にはなりません。

上顎骨前方牽引装置は効果がありますが、下顎の成長を抑えるチンキャップは本当に下顎の成長を抑えられるか?という点では賛否分かれる点もあります。あるいはすでにお子様がその段階ではないのかもしれません。

治療が成功する事を祈っています。
御相談内容拝見いたしました。

現状で反対咬合と開咬がある状態で10年くらい放置しておけば、手術を行うことになる可能性が極めて高くなると思われます。
舌の訓練をしたところで反対咬合の改善には何の効果もありません。

相談に行かれた先生は、将来手術になることを確信しての経過観察という見解を述べられたのだと思います。
しかしながら、手術になるにしても8歳ということでしたら、程度を軽減させることは可能ですので何らかの矯正治療を行うことには大きな意味があります。

色々な考え方はありますが、8歳の段階での経過観察はあまりに早すぎると思います。

大変だとは思いますが、色々な矯正専門の歯科医院に行かれ相談なされることをお勧めいたします。
こんにちは。
メール拝見させて頂きました。
反対咬合と開咬、年齢的な観点からムーシールドはあまり効果が期待できない可能性が高いです。
検査を行ったうえで、骨格的に問題があれば上顎骨前方牽引装置という装置により上顎骨の成長を促す装置を使う場合が多いです。
それで咬み合わせの関係が改善しても、13歳から16歳にかけて再び反対になる可能性はあります。
その場合には、あごの成長をみて、矯正もしくは、手術という流れになるともあります。

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