1. 笑いが大きいほど、口元や歯はよく見られる
「無表情」、歯並びが良い状態の「微笑み」、「大笑い」における口元や歯に対する視線の滞在時間を比較した所、7秒間中「無表情」は平均0.68秒、「微笑み」は0.82秒、「大笑い」は1.75秒と、笑いが大きいほど、口元や歯はよく見られる傾向にあり、「無表情」に比べ「大笑い」は2.57倍、口元や歯への視線の滞在時間が長いことがわかりました。

また、各表情に対して口元や歯が最初に見られるまでに要する時間は、「無表情」は平均1.68秒、「微笑み」は1.06秒、「大笑い」は0.55秒と、笑いが大きいほど注意を引きやすく、視線が早く向けられる傾向にありました。

HEATMAPは開始〜1.3秒間の視線を表した図になります。
2. 歯並びが悪いと、笑顔は悪印象をあたえる
大笑いの表情の中でも“歯並びが悪い”状態と“歯並びが良い”状態における口元や歯に対する視線の滞在時間を比較したところ、“歯並びが悪い”状態は平均2.47秒、“歯並びが良い”状態は1.75秒と、口元に対する注目度が高い「大笑い」の中でも、特に“歯並びが悪い”状態は1.41倍、視線の滞在時間が長い結果となりました。

加えて、それぞれの写真に対する印象評価のアンケートにおいて、「好き」、「きれい」、「快」等の項目の平均が“歯並びが良い”と“歯並びが悪い”とで開きがあったことからも、口元や歯が悪い印象で興味が高いということが考えられます。

3. 歯並びが悪い口元には、女性の方が早く目が行く
歯並びが悪い「大笑い」における口元や歯に対する男女の視線の動きを比較したところ、女性が最初に口元や歯を見るまでの平均時間は0.42秒、男性は0.80秒と、女性の方が男性より歯並びが悪い状態の口元へ最初に視線が向かうまでに要する時間が約2倍歯y買う、注目しやすい結果となりました。
