TAKEさんの相談

カテゴリ:抜歯について

今後の矯正についてどうするべきか悩んでいます。

半年前から、非抜歯治療を受けている者ですが、私のコンプレックスとして口元の突出があります。
矯正を開始してから口元を下げるには抜歯治療が必要と知り、数ヶ月前にそのことを伝え抜歯治療に変えられないかとDr.に伺いました。
回答としては抜歯をすると噛み合わせが悪くなってしまうため、抜かないほうがいいとのことでした。その後も調整で受診するために抜かないほうがいいと毎回言われ、現在の歯医者では抜歯での治療は諦めようと思っています(HPにも可能な限り非抜歯治療実施とありました)。
ですが、私としては口元の突出感がかなり気になるため、今すぐでなくても抜歯治療を受けたいという気持ちが強いです。
今後の方針として、とりあえずは現在の病院で非抜歯治療を最後までやるべきか?それとも途中で抜歯治療が可能な病院に転院したほうがいいのか?どうすればいいか悩んでいます。
先生方のアドバイスのほど、よろしくお願い致します。

読ませていただきました。

口もとの突出した不正咬合を上下顎前突と言います。現在はその状態の可能性があります。前突しているので歯並びは綺麗です。よく噛んでいる事も多いですが、口もとが突出しています。

どうして抜歯しないのか理解できません。日本人は鼻が低いので欧米に比べて抜歯症例になる事が多いと思っています。もしその医院で抜歯治療をしてくれないのなら矯正専門歯科医院へセカンドオピニオンをお聞きになってください。非抜歯しかしないのでしたらその歯科医院で最後まで治療する意味はありません。抜歯してかみ合わせが悪くなるというのも理解できません。

治療が成功する事を祈っています。
こんにちは、長崎の堀内と申します。
さて、お問い合わせの件ですが、非抜歯で矯正治療をされているけれども口元の突出感が気になっておられるということですね。
確かに、非抜歯にこだわっておられる先生がおられるのも確かですね。
非抜歯で治療するほうが噛み合わせが安定しやすいというよりも、不安的になりにくいというところでしょうか。
私は、抜歯でも非抜歯でも噛み合わせを安定させながら、あるいは不安定な状態を確認しながら最後のカラダのバランスに合わせていく治療を行っています。
要するに、抜歯治療でも安定させられるということです。
担当の先生がどうしても非抜歯をということでしたら、抜歯をしてでも噛み合わせをしっかり治療できる先生を探して転院されていいと思いますよ。
ただし、本当にしっかり探さないといけないとは思います。
今は、セカンドオピニオンを受け付けている歯科もありますし、カウンセリングを無料で行っている矯正歯科もあります。
ご両親を伴って受診し、しかもホームページなどで事前にチェックした上ですが、その上で受診し、何件も受診してみて本当に信頼できそうな歯科を見つけてください。
以前に治療された患者さんの症例写真と経過(噛み合わせに関してしっかりと聞いて)をたくさんみせていただいてください。そしてこの先生なら任せてもいいかなと思える先生に巡り合えるように頑張りましょう。
ご参考にされてくださいね。
私の考え方をお伝えします。

私は1973年に開業しました45年の経験を持つ矯正医です。
そもそもフルバンドの矯正はアメリカから渡って来た方法です。
アメリカ人は口元を綺麗に見せるために矯正治療をしていたと思います。
Eラインもここから来ています。
顎より歯が大きいから顎の大きさに合わせるために抜歯をするのですが、歯の大きさに顎を合わせるという非抜歯の学派が20年程前に出てきました。
この学派は歯並びだけを重要視し口元は殆ど考えていません。
非抜歯を売り物にしている学派の先生は、そもそも口元を考えていないので、抜歯をしても抜歯スペースを詰める事をしても、前歯を下げる努力はしないのではないかと思います。
抜歯をするとかみ合わせが悪くなると言われるのは、「私には出来ません」と解釈しても良いのではないでしょうか。
口元を良くするためには、抜歯をするだけでなくもっと沢山の努力が必要です。
必要があれば、前歯を1センチ以上下げることもあります。
私は途中でも医院を変わる方が良いと思います。
抜歯可能の医院ではなく、口元の変化を大切している医院を探されるのが良いと思います。


相談を投稿する