ももいぬさんの相談

カテゴリ:抜歯と非抜歯矯正

抜歯後の隙間が埋まらない

  • 投稿者 ももいぬ さん [38才 女性 ] 2022/02/14/ 21:55
  • カテゴリー 抜歯と非抜歯矯正 抜歯と非抜歯矯正 治療中
  • お悩みの歯 上あご右4番 上あご右5番 上あご左4番 上あご左5番 下あご右4番 下あご右5番 下あご左4番 下あご左5番

初めて相談します。前歯が出ていて歯科矯正(上下裏側ワイヤー)を開始。上下2本ずつ抜歯後治療に入り10か月ほど経ちます。前歯の歯並びが改善され満足しています。ただ、最近ワイヤーにゴムをかけ抜歯部分の隙間を埋める治療中ですが、抜歯後の隙間がこの10か月ほとんど変わっていないように感じます。年齢的なこともありスピードが遅いのかなと思いますが、不安です。

ももいぬさん、治療が進んでいる気がせずご心配のことと思います。

成人の矯正でよくご不安の声をいただくのが、抜歯したすきまがなかなか埋まらないことです。これには考えられる要因がほんとうにたくさんあります。
成長のとまった成人のとくに女性では歯の周囲の血流が少なくなっていて、歯を動かす細胞の活動が低いことがあります。この場合は焦らず弱めの力で歯の動きを待つしかありません。
歯を抜いたあと隣の歯を動かし始めるのが遅れた場合、抜歯した部位の歯槽骨がしぼんでしまいます。歯は骨の中しか動けませんのでそこに動かすのは困難になります。またいったん隙間が閉じたようにみえても装置を外すとすぐ隙間がもどったりします。
歯に問題がなくても舌で前歯を押す癖があると、装置をいくら調節しても隙間は閉じません。舌は人体でも最強の筋肉だからです。治療の初期から舌をただしく動かすトレーニングをしておく必要があります。
アンキローシスといって歯と骨がくっついてしまっている場合もあります。この場合は歯を再び動くようにするのは困難です。予測も難しいです。

また、裏側の装置を何度も壊したりしていませんか。破損すると装置を付けなおして一段階前の弱いワイヤーに戻さないといけないので治療が足踏みします。裏側の装置の歯磨きがたりない人では、来院のたびに歯石のなかから装置を発掘しないといけないような状態の人もいます。これでは歯の動きようがありませんよね。お掃除の不足も歯が思うように動かない原因になります。

あともう一つ、いまはまだ隙間を閉じる段階には達していなくて先生は別の部分の処置をおこなっているような場合があります。ご本人の気持ちばかり先走って焦りが出ている場合ですね。

他院で治療されていて不安を感じている患者さんのいわばセカンドオピニオンを受けることが毎年数人はあります。ももいぬさんと同じ悩みのかたも多いのです。
そのなかにはご本人の注意と努力で解決できることもあります。また担当医とのコミュニケーションが足りていない場合も多いです。けっして責めるような口調にならないように気を付けて、いまの先生にご相談してみてはいかがですか。
ももいぬさんがよい治療結果を得られるよう祈念申し上げます。

さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

実際にお口の中を拝見したわけではありませんので何とも言えませんが、そもそも10か月の間に抜歯後のスキマを閉じるという歯の動きをどれだけさせていたか全くわかりませんので、スピードの話以前の問題だと思います。

詳しくは矯正担当ドクターにしかわかりませんので、直接質問してみるのが良いと思います。ご検討下さい。

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