ぽむさんの相談

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ブラケットオフ後の前歯の傾斜が気になる

  • 投稿者 ぽむ さん [29才 ] 2023/04/03/ 03:01
  • カテゴリー 治療済

開咬で小臼歯を4本抜歯、表側のワイヤー矯正を2年半続け先日ブラケットオフをしました。

外してみると、前歯が内側に向かって斜めに倒れており担当医に指摘するとそこでその状態に気付いたようでした。

元々の予定ではブラケットオフ後、上下の歯の裏側に固定式のリテーナーをつけた上で取り外し式のリテーナーをする予定でしたが、前歯の傾斜が戻ってくるよう上側の固定リテーナーはせず下側の固定リテーナーと取り外し式のリテーナーで様子を見ることになりました。

ブラケットも外してしまい隙間もなく、ここから前歯の傾斜が治るのかとても不安です。
本当に今回の措置で前歯の傾斜は治ってくるのでしょうか。それ以外に前歯の傾斜を治す方法はあるのでしょうか?

質問にお答えします。

そもそも担当医にご指摘された舌側傾斜を改善する必要があるかというう問題があります。

開咬症例はどちらかというと上下の前歯が唇側に傾斜している傾向が強く、それを改善するためには初診時の状態より舌側に傾斜させる必要があることが多いです。
決して最初の角度を維持することが正しいとは限りません。

実際に確認しないとわかりませんが、もし平均値より内側に倒れてたとしても、それが今後、機能的に問題が出るとは限りません。

ここは先生によって賛否がある意見かもしれませんが、それを咬合力学的に良くないと考え、傾斜を直した方が良いとアドバイスする先生もいますし、ちゃんと機能しているから問題ないと判断する先生もいると思います。

個人的には、歯軸は骨格状態に応じてカスタマイズするものなので、咬合力学的に平均値より舌側傾斜した前歯は良くないという考え方に疑問を持っていますし、矯正の考え方もCTの普及とともに変化し、矯正後の歯根が歯槽骨の中で収まる範囲で動かすことが最優先されるべきと考えてますので、そのために歯軸が内側に倒れて仕上がることも問題ないと考えています。

担当医はもしかしたらその歯軸でも問題ないと考えてたが、指摘され科学的根拠うんぬんの話をするよりは、患者様のご希望に合わせた方がトラブルがないと判断してそのような対応になったのかもしれません。

おそらく担当医の先生は舌に押されて、多少唇側に傾斜することを期待されてているのかもしれませんが、目に見える変化は難しいかもしれません。
劇的な審美的改善を望むのであれば再びワイヤーとブラケットを装着した方が良いと思いますが、先ほど述べたように歯根が歯槽骨からはみでてしまうリスクもあるので、担当医のおっしゃるようにリテーナーで様子を見るぐらいが調度良いかと思います。


  • ぽむ(29歳 )
  • 2023年04月03日13時54分
ご回答ありがとうございます。
内側への傾斜について詳しく書いていただき、わかりやすかったです。

指摘後、担当医は「こんなに倒れてると思わなかった、申し訳ない」と謝罪もしてくれ、治すようにしますのでしばらく様子見を、とのことでしたので問題はあるという認識だと思います。
測ってみると、角度は30度ほどでした…

リテーナーを一部しないという修正がかなり不安でしたが、様子を見るのがちょうど良いとのご回答で不安な気持ちが少し軽減されました。
しばらく担当医と相談しつつ様子を見ていきたいと思います。
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

実際にお口の様子を拝見したわけではありませんので何とも言えませんが、倒れ過ぎた前歯の傾斜を治すのにスキマはいらないと思います。

仮に傾斜が治ってきたとすると、今度は逆にスキマとの戦いになると思いますが、相談者さんの場合にどのように治療していくのかは、矯正担当ドクターが知恵を働かせていると思いますので、今後のことについては、よく相談しながら進めていかれると良いと思います。ご検討下さい。

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