チャコさん（東京都）の相談

チャコさん

はじめまして、菊池と申します。
ご質問の回答は以下の通りです。

１．「矯正治療後に噛み合わせの治療を他院で行う」とありますが、矯正治療以外の治療という解釈でよろしいでしょうか？
　具体的にどのような治療であるのか、それによっても異なりますが、「咬合調整」という咬み合わせのバランスを調整するような治療であれば、歯並びにはまず影響はないと思います。しかし、色々な方法があると思いますので、一概には言えないと思います。

２．カルテを求めることは可能です。ただし、カルテには治療終了日から５年という保管義務があり、これを過ぎてしまうと破棄される場合もあります。また、原本は譲渡できませんのでコピーとなります。

３．再矯正の場合はやはり最初の治療の資料があるとよいですね。治療前の状態と治療の経過が分かるもの、更に治療終了時の資料があればベストだと思います。診断時の検査資料（模型や写真、レントゲンなど）とカルテ、治療後の資料（診断時とほぼ同様）があればよいですが、この場合もすべて原本を譲り受けることはできません。模型は複製を作る費用がかかることもあります。また、レントゲンや写真などはデジタルで撮影されたものであればデータをそのままいただけると思いますが、そうでない場合はやはり複製の費用がかかることもあります。
　ちなみに、レントゲンや模型もそれぞれの保管期間がすぎると破棄されてしまう可能性があります。
　上記の資料はあればベストですが、逆になくても再治療自体はできます。

４．カルテは前述の通り、コピーをとってお渡しすればよいので通常は特別に費用がかかることはないと思いますが、その他の資料については複製を作るための費用がかかることもあります。医院によって、異なると思います。


以上、ご参考になれば幸いです。


オーラルプロポーションクリニック
矯正担当医　　菊池　香織

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