ももさん(神奈川県)の相談

カテゴリ:効果

長年悩んでいた歯列矯正を本腰を入れて考えています。

奥歯下右7番の神経治療してある金冠が痛み出たのをきっかけに、次々と詰め物の下に虫歯が発覚(15年以上も前に治療済み)、結局のところ、現在、奥歯下右7番、上左7番の歯を欠損しています。
親知らずはすでに抜歯済み。

奥歯下左も金冠が被せてあり、神経はないのですが、長期にわたって痛みがあり、レントゲン上は問題ないそうですが、右下の7番、左上7番も欠損しているから、いっそのことこの左下7番も抜歯したらどうか、という質問です。

矯正で奥歯左右7番を抜歯というのは通常はないようですが、神経はこの歯以外はすべて残っている(治療済みの歯6本)ので、できれば無髄歯を抜歯できれば、と思います。

叢生で、特に上顎の犬歯が重なるように生えています。

奥歯下7番が左右欠損していても、矯正は可能なものなのでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
ひらの矯正歯科:平野です。
さてご質問ですが、左下の7番目の歯が無髄歯なので矯正治療の為に抜歯した方が良いか?とのことですね。
ご質問文にもございますように、通常あまり矯正治療で大臼歯を抜歯することはありません(例外もあります)。どうしてかと申しますと、多くの不正咬合では、前歯の方にガタガタがあったり受け口があったりします。よって前歯に近い方の歯で審美的・機能的になるべく支障がない歯を抜歯予定歯(犬歯の後ろの歯)にするからです。また、たしかに神経がある歯と神経がない歯では、神経がない歯を抜歯した方が良いと思いますが、それ以外に噛み合わせという要素も考えて抜歯予定歯を選ばなければいけません。
 ももさんは、叢生があり犬歯が重なっているとのことですので、場合によっては7番目の歯以外の歯が良いのかもしれませんが、一度、矯正専門医にお口の状態をチェックして頂いた方が安全だと思います。

 また、もう一つのご質問の7番目の歯が左右欠損していても矯正治療が可能か?とのことですが、矯正治療は、もちろん可能です。現在、矯正治療の高年齢化現象もあり、虫歯や歯周病などで大臼歯が欠損している方も少なくありません。奥歯が欠損している場合であっても矯正治療に問題ありません。ご安心下さい。

相談を投稿する