めぐさん(大阪府)の相談

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  • 投稿者 めぐ さん [8才 女性 学生] 2008/02/08/ 13:57
  • カテゴリー 治療前

8才の娘の反対咬合の治療法についてお尋ねします。
何軒か矯正歯科を回り、2件のうちのどちらかにしようと思っているのですが・・。
1件は上の前歯を出すために拡大プレート(取り外し可、1日中はめる)を使い、場合によってはチンキャップを使用する。
もう1件は夜だけ10時間ムーアプライアンスという装置をつける。
というものですが・・・。
拡大プレートの場合上も前に出て、極端にいえば口がとがったようになったりしませんか?またチンキャップは効果がないと言われた先生がおり、効果が疑問なんですが、どうでしょう?
またムーアプライアンスは1日絶対12時間必ずつけていないとだめで、たとえば8時間でもつけたら少しは効果があるというものではないと違う先生に言われました。学校や習い事もあり、毎日12時間は無理で、10時間でも継続しての10時間は無理と思われます(2時間つけてはずして、寝るときに8時間つけるということなら可能だと思います)。
またムーア・・は下あごの成長をおさえる効果は何もないように思うのですが下あごはほっておいていいのでしょうか?
矯正歯科を回るほどに、いろいろな治療法があり、かえって迷ってしまいました。
ご指導のほどよろしくお願いします。

メール拝見いたしました。
説明が足りず申し訳ありません。
拡大プレートには骨にも歯にも作用するようです。
年齢や成長の程度、今の歯の生えている向きなどで効果の出方は異なります。
もちろん顎が狭いからといって単純に歯を前に出せば出っ歯になります。
拡大プレートにも色々な形があり、前歯を前に出すものや、左右奥歯の幅を広くするものなど様々です。

固定式というものの説明が足りずすいませんでした。
固定式装置は、接着剤で歯に装置をくっつけてしまうものです。歯や顎が広がるように力をかけてくっつけます。
ご自宅での着脱はできません。そのため使用時間の心配は要らなくなりますが、はずしたくても外せないものです。
外から見えるものや、あまり見えないものがあります。(LA、QHなどといわれる装置がります)一例がありますので載せておきます


今の状態があまりわかりませんので、固定式=この装置になるわけではありません

当医院では固定式の装置がどうしても出来ない方には、状態によっては拡大プレートを使用していただくことがあります。
逆に最初はプレートやムーアプライアンスを使う場合もあり様々です。
また、プロトラクターに関しては、最初はやはり、外れるお子様のいらっしゃいます。

ですが当医院での場合いままで、ずっと上手く使えなかったお子様はいらっしゃいませんでした。

器具に関しては状態や年齢、目的により効果も期間も様々です。
この器具を使っている医院は間違いないというものではないので具体的にお勧めできず申し訳ありません。
矯正の医院ではどの装置も見本があると思いますので、形だけでも見られるのも方法のひとつかと思います。

不足があればまたご連絡ください。
  • めぐさん[大阪府 8才 女性]
  • お返事ありがとうございます。
    お忙しいところ申し訳ありませんがもう少し質問させてください。
    拡大プレートというのはあごを広げる効果がありますか?それとも歯だけを動かすものですか?歯だけを前に出すと出っ歯になり噛み合わせにもよくないと他院で言われ、拡大プレートがどういうものなのかよくわからず、また悩んでいます。
    それとお返事の中にあった固定式のものとはどういうものですか?
    プロトラクターというのを使われていた矯正歯科があったのですがこれのことですか?(この器具は寝相の悪い子には無理かなぁと思ったのですがどうでしょう?)
    ここという歯科にめぐりあえず困っています。かといって遠方まで通うのは無理があり、器具の有効性で選ぼうかと悩んでいます。
    よろしくご指導ください。
    メール拝見いたしました
    治療方法に関して悩まれているようですね。
    矯正治療のはたくさんの考え方、治療方法があります。
    当院ではどちらもよく使用させていただいている器具です。

    まず拡大プレートですが、顔立ちが極端に大きくなったりするものではありません。反対咬合でしたら、前に出すということは正常な状態に持っていくことなので横顔のバランスも良くなるのではないでしょうか。チンキャップも用いて上の歯を積極的に前に持っていくのも、成長の時期から考えても大変有効だと思います。

    ムーアプライアンスは成長をコントロールする他に顎の位置を変える効果があります。反対咬合でも、ムーをくわえておくことで下顎を後方に動かします。それにより成長方向をコントロールするのに使われる先生もいらっしゃいます。

    歯や顎の状態が変わるのには個人差があります。
    当院でも一般的に10時間と説明していますが、中には8時間しか使用できていない方もいらっしゃいます。それでも良くなる方が多いです。
    ですが毎日続けなければ効果は出にくいのは事実です。また、3時間や5時間しか・・・という方だと結果が出るまでに時間がかかります。

    付け外し可能な装置は、使って頂かないともちろん効果が出ません。長い時間、数ヶ月使っていただけないと残念ですが結果は出ません。
    もし時間が足りず結果が出ない場合には固定式のものに変えることも可能だと思います。固定式のもののほうが治療時期は把握しやすいと思います。

    また、反対咬合の場合、遺伝的要因が強いお子様では、二次成長の時に下顎がぐっと前に出てきてしまう場合があります。
    チンキャップも、ムーアプライアンスも、そういう方の場合結果はでにくいです。

    矯正の治療方法にはたくさんの手法、考え方があります。歯科医師の経験により、器具の使い方、効果の出方には違いがあります。ですがどちらの治療方法も検査、お話された上でのご提案でしょうから良い結果が出るのではと思われます。矯正治療は期間が長いため、ずっと通いやすい医院であるかも大切な判断基準のひとつだと思います。

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