美玲さんの相談

カテゴリ：外科手術

重度の下顎後退。手術か、抜歯矯正か。

投稿者美玲さん　［23才女性 OL］ 2020/08/29/ 04:18
カテゴリー外科矯正外科手術治療前
お悩みの歯下あご右1番下あご右2番下あご右3番下あご右4番下あご右5番下あご右6番下あご右7番下あご右8番下あご左1番下あご左2番下あご左3番下あご左4番下あご左5番下あご左6番下あご左7番下あご左8番

重度の下顎後退と診断済みです。
先生からは手術もしくは抜歯矯正のどちらでも選ぶことができると言われました。
ただわたしの場合下顎後退の症例にしては珍しいのですが、エラとオトガイが発達しています。
そこで以下三つほど質問があります。

①下顎を前に出す手術をする場合、私はオトガイ、エラが発達しているため、手術後に輪郭が今より目立つ可能性があると先生に言われました。通常ですとオトガイ形成をする方が多いと思うのですが、その逆にオトガイを削って頂くことは可能なのでしょうか?(保険診療内で)
また、過去に下顎を前に出す手術をした方で、輪郭が大きくなられたと後悔された患者さんはいましたか?

②抜歯矯正を選んだ場合、後退した下顎に合わせて上顎を大きく後退させるとのことでした。その場合口元がだいぶ奥にいき、顔のバランスが変になるのではないかと心配です。実際のところどうなのでしょうか。重度の下顎後退で抜歯矯正された方の顔貌の変化について知りたいです。

③下顎後退は年々悪化していくものなのでしょうか?
もし悪化するのであればやはり抜歯矯正ではなく手術をして根本的に直すというのがベストでしょうか?

下顎後退の症例があまり見当たらず、また手術、抜歯矯正どちらでも良いと言われたのでとても悩んでおります。
文章が長くなりましたが、教えて頂けるとありがたいです。
よろしくお願いいたします

まぶち歯科医院
（京都府京都市伏見区）
2020-08-31 13:52:00

美玲さん、はじめまして。質問の内容とは少し変わりますが､投稿内容からですので実際の診断状況が把握できませんのでご了承下さい。
まず、「下顎後退の症例があまり見当たらず、また手術、抜歯矯正どちらでも良いと言われたのでとても悩んでおります。」の主治医の意見から、単純に成功率は何％とお尋ねになられたらいかがでしょうか。
上顎前突症？あるいは過蓋咬合？なのか？開口障害はないのか？顎関節音が開口時に鳴らないのか？等、まず下顎の後退を起こす要因を把握されるべきだと思います。まず矯正治療の前に23才とのことですので､スプリント療法治療（保険適応）にて下顎が前方､左右へ偏位しないかなど筋肉位が正しいのか､診査する治療方法が安全です。逆にそれらの習慣的顎の位置ズレを起こしている場合、治療後咬めなくなった、咬みしめがより強くなってしまい偏頭痛が強く成ってしまったり、外科治療は満足行かない結果に成りかねない恐れがあるからです。それらの診査、診断をしっかり行ってから自分の抱えている咬合の悩みを改善して行かれたらいかがでしょうか。是非、セカンドオピニオンも一度､二度でもお尋ねになったら良いかと思います。

医療法人愛美会アイ矯正歯科クリニック
（神奈川県横浜市鶴見区）
2020-08-31 19:27:00

読ませていただきました。

下顎骨を前方に出すという手術の頻度は、その逆の下顎前突で下顎を下げる手術に比べて大変少ないです。

➀ですが、ありません。お顔の変化を望む方手術を適応します。現在の状態よりもかなりよくなります。下顎のオトガイ部の形成術が健康保険の適応になるかどうかはわかりません。健康保険の適応になるのはお顔立ちを改善したいというものには原則適応されません。健康が主な目的です。審美的なものに健康保険は適応されません。

⓶おそらく横顔はそれほど変化しないと思います。上顎前歯が前方に傾斜していれば改善が見込まれます。記載されているような事はないと思います。

③加齢とともに変化しません。骨の問題です。

下顎を前方に移動させる手術をおこなった症例数は少ないです。下顎には大変強い筋肉が付着しています。骨を前方に移動させるとその筋肉が緊張状態になります。それが手術をしても後戻りの原因になります。もちろん最初の状態に戻るという事はありません。

治療が成功する事を祈っています。