くみんさんの相談
カテゴリ：外科手術
下顎が気になります。オトガイも発達しているタイプの面長で、三日月形の顔貌で笑うとしゃくれが目立ちます。
先日、臨床指導医のいる矯正歯科へ「受け口」の主訴で行きましたが切端咬合が取れるので、グレーゾーンにいる、それに歯並びも綺麗だし…と言いながら難しい顔をされてました。
しかし、下の奥歯が前に出ているので…と言いながら外科矯正の話も流れも最後にサラッとされました。
この様にグレーゾーンにいる場合は重度の変形ではないと見なされ外科矯正の適用から外れるのでしょうか?
主訴を下顎でなく受け口、と言ってしまいました…。
検査はまだしておらず無料カウンセリングのみです。
次に検査行くかどうか悩みます。
-
- マロニエ矯正歯科クリニック
- （ 埼玉県 草加市 ）
- 2022-07-19 23:15:00
初めまして、マロニエ矯正歯科クリニックの栗田です。
ご質問にお答え致します。
下顎前突症で保険の効く外科的矯正治療を希望しているけれど、保険適応にならないのではないか、ということですね。
外科矯正自体は、自費で問題なければ行うことは出来ます。顎変形症という病名がつき、保険適応になるかどうかは、矯正歯科医師の判断となります。
まず、臨床指導医かどうかと保険矯正が出来るかは関係がありません。その矯正歯科が、保険矯正をやるための申請を出しているかどうかです。保険矯正が出来る矯正歯科かどうかは日本矯正歯科学会のホームページから調べることが可能です。臨床指導医で保険矯正をやっていない先生はいっぱいいます。保険矯正が出来ない矯正歯科に行ったら、保険はやってないから他行ってくれとなると利益になりませんので、当然自費矯正を勧められるはずです。中には他院での保険矯正を勧めてくれたり、紹介状を作ってくれる先生もいると思います。外科矯正を希望するなら、最初から保険矯正をやっている矯正歯科か大学病院へ行きましょう。
保険適応にして良いかどうか、というのは具体的な診断基準があるわけではなく、診断した矯正歯科医師の判断となります。反対咬合の程度や、セファロ分析値などからある程度の基準のようなものもありますが、決め手となるものはありません。言ってしまえば、矯正歯科医師が保険適応になると言えばなるのです。
では、なぜ保険適応にすべきかを渋るかというと、保険治療に対するモラルがあるからです。
「顔がしゃくれているから、顔を治すために手術をする」のではなく、「手術をしなければ治らないほどに下顎が前突していて、咬み合わせを健康上治す必要がある」から、手術を伴う矯正治療を保険適応としているわけです。手術をしなくても治せるレベルの下顎前突を、保険適応とするわけにはいきません。
保険治療というのは、国民から集めたみんなのお金を、必要な人に再分配するシステムです。ほぼ税金のようなものですから、取り扱いも慎重にならなくてはなりません。歯科医療費も上限がありますし、無為に使いすぎることは厳禁です。保険矯正は、金額がかなりの高額になるので、より慎重にならざるを得ません。
誰も彼も保険適応にしてしまうと、歯科保険料が増大し、国民から徴収する保険料を増額したり、他の保険治療の点数を減らすことになります。つまり、国民全体を不幸にしかねないのです。窓口に生活保護を申請にした人を全員許可していたら大変なことになりますし、全員同じ給食費なのに体格のいい子だけ毎回給食の量が多かったら生徒達から不平不満が出ます。
保険を扱う歯科医師は、国民皆保険制度を守るために公平公正である義務と責任があります。
ただ、診断を下す上で、明確な基準自体はあってないようなものです。もし、手術をするまでもないレベルの下顎前突の方を保険適応にしたことが国にバレた場合に、何かしらの罰則があるかもしれません。定期的に査察のようなものが入りますから、慎重派の先生はボーダーラインくらいの人は保険適応としないでしょう。
反対に、ちょっとくらいの下顎前突でも保険適応にする先生もいると思います。結局は、保険適応になるかどうかは診断した先生次第です。保険で外科矯正を行いたければ、保険適応にしてくれそうな先生を探しましょう、となるわけです。
今回、相談に行った矯正歯科は、保険矯正をやっている矯正歯科であるとして、保険適応にしてくれなさそうなので、他に相談に行った方がいいかもしれません。何件か回れば保険適応にしてくれる矯正歯科が見つかるかもしれません。ただ、その矯正歯科が良い矯正歯科かどうかは別問題です。矯正治療はそもそも難しく、外科矯正ともなるとかなりの難易度です。うまくない矯正歯科医師、うまくない口腔外科医師に当たると、望んだ結果にならないかもしれません。保険適応になるかも大事ですが、咬み合わせを治すうえで信用できる歯科医師選びの方が重要だと思います。たしかに下顎は引っ込んだけど、顔立ちもイマイチ、咬み合わせもめちゃくちゃになる可能性もあります。
まだ検査もしていない状態なので、保険適応になるかどうかは何とも言えません。見るからにオペケースでは無いのでしょう。質問者様が選ぶ道は３つです。
�（欷嬰�応にしてくれる矯正歯科を探す
�⊆蟒僂鬚擦困法�矯正単独で治療する
��自費で外科的矯正治療を行う
安く希望通りに治療を行えるのは�，隼廚い泙后４蕕鯊臧�に変えずに咬み合わせを治すなら�△任靴腓ΑＪ欷嬰�応にしてくれて、信用できる矯正歯科が見つからなければ��となるでしょう。
保険で外科矯正を行うと、保険治療なのでやった治療内容ごとに決められた点数次第となりますが、矯正治療費・手術費・入院費を合計して自己負担額は、３割負担で７〜８０万円ほどとされています。自費矯正の相場金額から点数が決められたので、保険だから安いというわけではないです。自費で矯正と手術をやるとなると、その約３倍ですから、２００万円くらいになると思います。自費で外科矯正を行う矯正歯科はとても少ないので、○○美容外科クリニック、のような美容整形を行う形成外科でやるケースが多いと思います。
どうしても手術をしたければ、自費での手術も検討されると良いと思います。手術は当然大変ですし、ボーダーくらいの下顎前突の人は結局下顎の移動量も少ないので、顔の変化量も小さいです。手術を本当にやりたいかどうかもしっかり考えた方が良いと思います。めちゃくちゃ顔が腫れますし、まともに食事も出来ませんし、もちろんリスクもあります。まずは、信頼できる矯正歯科を探していきましょう。
以上を質問への回答といたします。よろしくお願いします。
ご質問にお答え致します。
下顎前突症で保険の効く外科的矯正治療を希望しているけれど、保険適応にならないのではないか、ということですね。
外科矯正自体は、自費で問題なければ行うことは出来ます。顎変形症という病名がつき、保険適応になるかどうかは、矯正歯科医師の判断となります。
まず、臨床指導医かどうかと保険矯正が出来るかは関係がありません。その矯正歯科が、保険矯正をやるための申請を出しているかどうかです。保険矯正が出来る矯正歯科かどうかは日本矯正歯科学会のホームページから調べることが可能です。臨床指導医で保険矯正をやっていない先生はいっぱいいます。保険矯正が出来ない矯正歯科に行ったら、保険はやってないから他行ってくれとなると利益になりませんので、当然自費矯正を勧められるはずです。中には他院での保険矯正を勧めてくれたり、紹介状を作ってくれる先生もいると思います。外科矯正を希望するなら、最初から保険矯正をやっている矯正歯科か大学病院へ行きましょう。
保険適応にして良いかどうか、というのは具体的な診断基準があるわけではなく、診断した矯正歯科医師の判断となります。反対咬合の程度や、セファロ分析値などからある程度の基準のようなものもありますが、決め手となるものはありません。言ってしまえば、矯正歯科医師が保険適応になると言えばなるのです。
では、なぜ保険適応にすべきかを渋るかというと、保険治療に対するモラルがあるからです。
「顔がしゃくれているから、顔を治すために手術をする」のではなく、「手術をしなければ治らないほどに下顎が前突していて、咬み合わせを健康上治す必要がある」から、手術を伴う矯正治療を保険適応としているわけです。手術をしなくても治せるレベルの下顎前突を、保険適応とするわけにはいきません。
保険治療というのは、国民から集めたみんなのお金を、必要な人に再分配するシステムです。ほぼ税金のようなものですから、取り扱いも慎重にならなくてはなりません。歯科医療費も上限がありますし、無為に使いすぎることは厳禁です。保険矯正は、金額がかなりの高額になるので、より慎重にならざるを得ません。
誰も彼も保険適応にしてしまうと、歯科保険料が増大し、国民から徴収する保険料を増額したり、他の保険治療の点数を減らすことになります。つまり、国民全体を不幸にしかねないのです。窓口に生活保護を申請にした人を全員許可していたら大変なことになりますし、全員同じ給食費なのに体格のいい子だけ毎回給食の量が多かったら生徒達から不平不満が出ます。
保険を扱う歯科医師は、国民皆保険制度を守るために公平公正である義務と責任があります。
ただ、診断を下す上で、明確な基準自体はあってないようなものです。もし、手術をするまでもないレベルの下顎前突の方を保険適応にしたことが国にバレた場合に、何かしらの罰則があるかもしれません。定期的に査察のようなものが入りますから、慎重派の先生はボーダーラインくらいの人は保険適応としないでしょう。
反対に、ちょっとくらいの下顎前突でも保険適応にする先生もいると思います。結局は、保険適応になるかどうかは診断した先生次第です。保険で外科矯正を行いたければ、保険適応にしてくれそうな先生を探しましょう、となるわけです。
今回、相談に行った矯正歯科は、保険矯正をやっている矯正歯科であるとして、保険適応にしてくれなさそうなので、他に相談に行った方がいいかもしれません。何件か回れば保険適応にしてくれる矯正歯科が見つかるかもしれません。ただ、その矯正歯科が良い矯正歯科かどうかは別問題です。矯正治療はそもそも難しく、外科矯正ともなるとかなりの難易度です。うまくない矯正歯科医師、うまくない口腔外科医師に当たると、望んだ結果にならないかもしれません。保険適応になるかも大事ですが、咬み合わせを治すうえで信用できる歯科医師選びの方が重要だと思います。たしかに下顎は引っ込んだけど、顔立ちもイマイチ、咬み合わせもめちゃくちゃになる可能性もあります。
まだ検査もしていない状態なので、保険適応になるかどうかは何とも言えません。見るからにオペケースでは無いのでしょう。質問者様が選ぶ道は３つです。
�（欷嬰�応にしてくれる矯正歯科を探す
�⊆蟒僂鬚擦困法�矯正単独で治療する
��自費で外科的矯正治療を行う
安く希望通りに治療を行えるのは�，隼廚い泙后４蕕鯊臧�に変えずに咬み合わせを治すなら�△任靴腓ΑＪ欷嬰�応にしてくれて、信用できる矯正歯科が見つからなければ��となるでしょう。
保険で外科矯正を行うと、保険治療なのでやった治療内容ごとに決められた点数次第となりますが、矯正治療費・手術費・入院費を合計して自己負担額は、３割負担で７〜８０万円ほどとされています。自費矯正の相場金額から点数が決められたので、保険だから安いというわけではないです。自費で矯正と手術をやるとなると、その約３倍ですから、２００万円くらいになると思います。自費で外科矯正を行う矯正歯科はとても少ないので、○○美容外科クリニック、のような美容整形を行う形成外科でやるケースが多いと思います。
どうしても手術をしたければ、自費での手術も検討されると良いと思います。手術は当然大変ですし、ボーダーくらいの下顎前突の人は結局下顎の移動量も少ないので、顔の変化量も小さいです。手術を本当にやりたいかどうかもしっかり考えた方が良いと思います。めちゃくちゃ顔が腫れますし、まともに食事も出来ませんし、もちろんリスクもあります。まずは、信頼できる矯正歯科を探していきましょう。
以上を質問への回答といたします。よろしくお願いします。
