春菜さん(福島県)の相談

カテゴリ:症状の悩み

はじめまして。
私は元々歯並びはいい方だったのですが、全て永久歯になってしばらくした後に、上の右側の前歯と八重歯の間にある一歯だけが後ろに移動してしまい、今ではその一歯の半分以上が前歯に隠れるくらい後ろに移動してしまいました。

前歯と八重歯の間が5ミリ未満の状態です。
小学生の頃から現在まで爪を噛む癖があり、正常だった顎も下顎が前に出るようになってしまいました。
噛み合わせが悪くなってから呼吸が若干しずらくなったりちょっとしたことでイライラしてしまったりします。

不自然なのは、右側の前歯と八重歯の間にある一歯と逆転してしまった顎のみで、その他は問題がない場合、やはり部分的ではなく、全体を矯正することになるのでしょうか?

よろしくお願いします。

内容からすると、上顎の真ん中から数えて右側の2番目の歯が歯並びから後に下がって、前歯は受け口になっているのでしょうか?
治療方法は受け口の程度により異なるでしょう。
軽度の症状で有れば部分的な治療が出来る場合もありますが、反対咬合(受け口)を治す場合は基本的に上下顎全体的な治療になる可能性が高いです。
その理由として、反対咬合は横から見た場合、上顎の前歯よりも下の前歯がでているのので、治療には、出ている下顎の前歯を後に下げるか、上顎の前歯を下顎の前歯よりも前に出すか、あるいはその両方が必要になります。
上顎の前歯だけを前に押し出すと歯と歯の間は空いて、すきっ歯になります。
そのすきっ歯を治するために順繰りに一本一本歯を寄せて並べる必要があります。
また、下顎の前歯を後に下げる場合、下げる余裕がなければ抜歯してすき間を作って下げていきます。余ったすき間は後から前に一本一本歯を寄せて詰めて行きます。
つまり全体的な治療が必要になる可能性が高いのです。
もし、骨格的に下顎が前に出過ぎる場合は、外科手術も併用して下顎を下げて反対咬合を治す事があります。(咀嚼発音機能の改善の為ですが結果的に美容整形の効果が出る場合があります)
外科矯正に限って矯正治療にも保険が利きます。但し顎口腔機能診断施設に指定されている矯正歯科医院でないと保険適用になりません。
いずれにしても、一度矯正の先生に相談した方が良いでしょう。
その際、自分の希望をお伝え下さい。

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