フックリさん(秋田県)の相談

カテゴリ:症状の悩み

はじめまして。よろしくお願いします。
現在,大学病院の矯正歯科で10才頃から治療中です。最初は顎の反対咬合の治療をし,その後歯列の矯正を行って今は,装置を外しマウスピースのような物で歯の動きが落着くのを待っているところです。

反対咬合も治り歯列も改善されたのですが,顎の骨が非対称で歯列も傾いているのように見えます。正面から見た顔も右手側の頬の面積が大きく見え,目も二重だったのが片方だけ完全に一重になっています。そのせいなのか噛み合わせが良くなく,左手側前歯の上と下がぶつかっている感じです。

歯がぶつかっている事を先生に話すとその部分を少し削られました。若干改善はされたのですが噛み合せはあまり良くないです。また,「顎が曲っているのではないか」と相談したのですが,「人の顔は左右非対称ではないので気にするなと」と言われました。

ですがやはり気になります。
このことをもっと強く先生に相談するべきなのか,他の病院へ行くべきなのか。顎変形症だと診断された場合は,今までの矯正代は保険が適用されるのか。
また,歯列矯正もほぼ終了なのですが,噛み合わせの治療が出来るのか教えて下さい。
アドバイスのほどよろしくお願いします。
 

期日が過ぎてしまい、大変すみません。もしお役に立つのであれば参考にしてください。ご質問内容は、長期に渡り矯正治療したけど顎変形が改善されなかったと言うことでしょうか?
幼少の頃、反対咬合で早期に治療して、一旦反対咬合は治ったのだけれど、成長と伴にまた反対咬合になってしまった、あるいは成長と伴に上下顎の骨格的ズレが大きくなって来た、と言うことはまれにあります。それは前後的だけでなく、左右的にも生じる場合があります。それは、上下顎の骨の成長の違いで生じる現象で骨格性の下顎過成長とか、レイトグロースとか呼ばれています。
これは事前に成長予測をすることが難しく、むずかしいケースでは成長してみないと分からない場合が多いのです。ですから、もし過成長が疑われる場合は、一旦矯正治療を中止し、経過を見て、成長の判断をしてから顎変形症の手術に移行するか否かを決めます。お尋ねのケースはおそらく、そのボーダーラインと思われます。ですから、やはり骨格的な改善をめざすので有れば外科処置での対応になると思います。
つまり、今から顎変形症として治療にはいるのであれば、全てが保健治療になります。保健治療では初診となりますので、新たなスタートになり、今までの治療(自費で支払った部分)は関係なくなります。(保健では自費との混合診療は出来ませんので、一旦全て精算して何もなかった形を取ります。)
従って、今ご本人が一番気になるのはどこか、またその治療は手術を伴わなければ改善出来ないのか?、ご本人は手術もいとわないのか?新たに2〜3年かかる治療だとしても受ける覚悟はあるかを明確にして、外科矯正(顎変形症治療)について担当の先生にご相談されては如何でしょう。


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