GAPさんの相談
2010年06月10日15時16分
GAPさま
こんにちは。
抜歯と非抜歯でお悩みの件、検査資料を拝見しないといずれがよいとも言い切れませんが、抜歯をしたからといって口元が老けた印象になるとのご心配は無用です。
しかるべきトレーニングと研鑽を積んだ矯正歯科医は、歯並びや咬み合わせだけでなく、口元の印象まで加味して治療計画を立てますし、多くの経験や技術をもって、前歯を適切な位置にコントロールしながら治療を進めます。また患者さんのご要望も組み入れ、イメージを共有するために多くの時間を割くことでしょう。
一方、やみくもに奥歯を広げようとしたり、前歯を下げるようなことがあれば、そもそも限界がありますし、十分な治療効果が得られない、治療が長期化する、歯ぐきが下がる、歯の根っこが吸収する、後戻りを招くなどの弊害も現れます。また美容整形ではないので口元に対する過度の期待は禁物ながら、ご自身の期待やイメージと異なる結果になるかも知れません。
この点で、一般歯科医と矯正歯科医とでは厳然たる差があることはご想像に難くないと思います。喩えは良くないかも知れませんが、心臓や脳などの手術をかかりつけ医に任せようとする方はほとんどいませんよね。少なくとも私自身はそうですし、技術や安全性を最重要視します。
もちろん矯正歯科医の中でもコンセプトや手法には差がありますし、永いお付き合いとなるわけですから、人柄やフィーリングも無視することはできないことでしょう。
インターネットに限らず、メディアには情報が氾濫していますが、取捨選択しながら賢く分析され、複数の生の情報を大事に活かされることを望みます。
佐伯デンタルオフィス矯正歯科医院(仙台市)
2010年06月09日15時51分
GAPさま
お便り拝見しました。
一般的に出っ歯で顎の骨と歯の大きさや数がアンバランスな場合に上顎の歯(前から4番目あたりのことが多いです)を抜いて治療を進める場合があります。
また上下の咬み合わせが大事ですから、場合によると下顎の歯も抜かざるを得ない場合があります。
メリットやデメリットはそれぞれご存じのようですから割愛しますが、無理な計画を選択すれば、仰るように満足のいく結果が得られなったり、後の安定性に問題を残すこともあります。
抜歯を好む矯正医はいませんし、やむを得ずとる方法ですので、昔は便宜抜歯と言った手法も今では必要抜歯と呼ばれるようになってきました。つまり便宜的かつ安易に抜歯を行うことはありません。また非抜歯治療をことさらに強調するクリニックも今では少なくなったはずです(患者さんに受けはよいでしょうが、万人向けではなく、結果は推して知るべしです)。
GAP さんの状況を文面だけから判断することはできませんが、すでに検査を受けられたようですし、主治医の先生から抜歯と非抜歯についての説明もあったことと思います。
健康な歯を抜くことには抵抗があろうと存じますが、仮に5人掛けの椅子に6人座って長旅に耐えられるかという観点もありますし、主治医とよくご相談ください。
また納得しにくい場合には、他の意見も聞かれることもお勧めします。
十分な知識を得た上で行う最終的な決断は患者さんの権利です(インフォームド・コンセント、インフォームド・チョイス)。
よい歯並びとよい咬み合わせを得られて、長く健康を保つために、賢明なご判断をされるよう望みます。
佐伯デンタルオフィス矯正歯科医院(仙台市)
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