そらさんの相談
カテゴリ:装置・治療法
下顎の成長時期について教えてください。
矯正歯科に初診相談に行き、下顎が上顎に比べて少し後ろにあると言われました。
今身長はまだ伸びています。
最初の先生は、「成長のピークは過ぎて下り坂だけれど、顎の成長は身長とちがって、身長が止まってからも2年間は成長するのでバイオネーターという装置を1年間くらい使って下顎を前に誘導しましょう」と言われました。
相談に行ったもう1件の先生からは、「今身長は伸びている?」と聞かれたので4月から2センチ伸びたと答えたのですが、「14歳の女の子で今159センチなら、もう成長はほとんど残っていないから顎も成長しない。前方誘導してもほとんど効果がない」と言われましたが、念のため手のレントゲンを撮って確認してくれました。骨端線はとじている、カギがある、親指の第二関節に丸い骨があることから、もう成長はほとんど残っていないので、下顎の成長誘導はしないときっぱり言われました。
手のレントゲンを見れば、顎の成長が残りどれくらいなのか判別することができるのでしょうか?
最初の先生の話では、身長が止まってからも2年間くらいは顎が成長するとのお話でしたが、身長の伸びが終れば下顎の成長も終るのでしょうか?
どちらが正しい見解か教えてください。
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- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2015-10-16 13:19:00
手のひらのレントゲン写真を撮影すると指の関節が見えます。
その骨化の程度や形によって判断できます。
有名なのは拇指尺側種子骨(ぼししゃくそくしゅしこつ)です。これは親指の関節の所に小さな骨がレントゲン写真上に見えます。これが現れると1年ぐらいの間に成長のピークが来ると言われています。これは国家試験などにも出題されているような事です。現在、成長発育を研究しようとしても成長期の方を集めてレントゲン写真を調査のためだけに撮影すると言うのは困難です。こういったデータを取るのは難しい時代です。
日本人の18歳女子の平均身長は158センチです。ご両親の身長と比べてお嬢様の身長はどうですか?
最初の先生が言われたように2年ぐらいは下顎も成長すると言う事も聞いた事がある気がしますが、これに関するエビデンスになるような論文を読んだ事は私はありません。あるのかもしれません。また第2大臼歯のはえてくる時期を考慮にいれる先生もいます。第2大臼歯ははえていますか?他にも下顎骨の形態から判断すると言った論文もあります。
個人の成長発育を予測することは大変難しいです。どちらにしても上記の事が統計的にどれぐらいの人にあてはまるか?と言うことだと思います。多角的に考える必要があります。これなら確実と言った物はないと思います。またバイオネータを使えば必ず効果があるというわけでもありません。
明確な答えを差し上げられなくてすみません。ただこれが現実だと思います。
その骨化の程度や形によって判断できます。
有名なのは拇指尺側種子骨(ぼししゃくそくしゅしこつ)です。これは親指の関節の所に小さな骨がレントゲン写真上に見えます。これが現れると1年ぐらいの間に成長のピークが来ると言われています。これは国家試験などにも出題されているような事です。現在、成長発育を研究しようとしても成長期の方を集めてレントゲン写真を調査のためだけに撮影すると言うのは困難です。こういったデータを取るのは難しい時代です。
日本人の18歳女子の平均身長は158センチです。ご両親の身長と比べてお嬢様の身長はどうですか?
最初の先生が言われたように2年ぐらいは下顎も成長すると言う事も聞いた事がある気がしますが、これに関するエビデンスになるような論文を読んだ事は私はありません。あるのかもしれません。また第2大臼歯のはえてくる時期を考慮にいれる先生もいます。第2大臼歯ははえていますか?他にも下顎骨の形態から判断すると言った論文もあります。
個人の成長発育を予測することは大変難しいです。どちらにしても上記の事が統計的にどれぐらいの人にあてはまるか?と言うことだと思います。多角的に考える必要があります。これなら確実と言った物はないと思います。またバイオネータを使えば必ず効果があるというわけでもありません。
明確な答えを差し上げられなくてすみません。ただこれが現実だと思います。
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- 元住吉矯正歯科
- ( 神奈川県 川崎市中原区 )
- 2015-10-18 14:33:00
はじめまして、元住吉矯正歯科です。
手のレントゲンを確認することで成長の状態が分かりますが、身長の伸びも含めて、全ての人にあてはまる厳密なものではないので、何とも言えないところです。傾向、確率の問題になってくるのでバイオネーターを使用して、下顎が誘導される可能性もありますし、誘導されない可能性もあります。結果論になってくるので、どちらが絶対に正しいということも言えない状況です。
手のレントゲンを確認することで成長の状態が分かりますが、身長の伸びも含めて、全ての人にあてはまる厳密なものではないので、何とも言えないところです。傾向、確率の問題になってくるのでバイオネーターを使用して、下顎が誘導される可能性もありますし、誘導されない可能性もあります。結果論になってくるので、どちらが絶対に正しいということも言えない状況です。
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- 森本矯正歯科
- ( 東京都 足立区 )
- 2015-10-21 08:41:00
こんにちは。森本矯正歯科医院の森本です。
ご質問の件ですが、上顎の成長は、早期に止まってしまいますが、下顎の成長は、18才くらいまで成長しますので、下顎の前方への誘導は、まだ十分可能だと考えられますので、最初の先生のご指示どおりバイオネーターの治療は有効だと思います。
ご質問の件ですが、上顎の成長は、早期に止まってしまいますが、下顎の成長は、18才くらいまで成長しますので、下顎の前方への誘導は、まだ十分可能だと考えられますので、最初の先生のご指示どおりバイオネーターの治療は有効だと思います。