あどさんの相談
10歳6ヶ月の息子の矯正について
10歳6ヶ月の息子の矯正についてご相談させて頂きます。
現在上下4本ずつ永久歯に生え変わっている状態です。
顎の小ささに比べて生えてきた永久歯が上下とも大きく、上の前歯は出っ歯ですきっぱ、その脇は両方とも向きが斜め、下の4本はガタガタの状態です。
レントゲンで確認すると、次に生えてくる下の歯も巨大で、生えてくる場所がありません。そのためなのか分かりませんが、4本ずつに抜け替わったのは2年ちょっと前で、その後は全く生え変わる気配もありません。
息子は出っ歯とすきっぱを気にしていて、生え変わった直後から矯正したいとずっと言っていましたが、途中、脳の病気にかかり(急性脳症)、命の心配をするような状況を経験し、また、言葉や軽度半身麻痺の後遺症も残っているので、矯正は反対してきたのですが、本人は今も強く希望しています。
他にもコンプレックスがあるので、歯並びくらいは直してやりたいという思いも出てきて、矯正歯科2軒に相談に行きました。
2軒とも床矯正で顎を広げたあと、ブランケットでという診断でした。
A歯科:矯正専門歯科、認定医ではなさそう
B歯科:矯正専門歯科、認定専門医
同じ感じの治療方法を予想されていたので、Bの方がこの地域の老舗のような矯正歯科だとは認識していましたが、矯正に対して安易だったのと、通うのに3ヶ月に一度は学校などを早退や遅刻をしていく時間を指定されるとのことだったので、通いやすいA歯科に決めて契約、支払い、型取りもしました。
しかし、その後、矯正について本を読んだりするうちに、矯正は歯科医の技術がとにかく重要、少なくとも認定医であることがそれを見極めるのに目安。と知り、急に不安になってきました。
A歯科では、無料相談の際にパノラマのレントゲンを一枚撮って、一律のパッケージプランを提示、精密検査の日と契約・支払い日が同じという、精密検査の結果を見ずに値段を決めているところや、通常50000円ぐらいが相場と思われる精密検査も1万2000円と格安だったので、後日その精密検査の内容を確認するために電話をして問い合わせてみると、今までは柔らかい口調の話し方だった先生が、「世界中どこの学会に持って行っても文句を言われない学会で定められた必要な検査をしてますから!奥歯の噛み合わせなんて、あの写真を見れば計算できますんで!!」とびっくりするくらい強い口調でまくしたてられ、突然不信感というか、このまま続けようという気持ちではなくなってしまいました。
しかし、今からA歯科を途中キャンセルして、B歯科に行くとなると、頭部のレントゲンなどをすでに数枚撮っているので、被曝量が心配だったりします。
色々考えているうちに、そもそも息子の状態で矯正は本当に必要なのかどうか?矯正することで返って違和感はないだろうか?言葉などのリハビリや遅れ気味の勉強など、すでに120パーセントでがんばっている息子に、さらに矯正は重荷すぎないか?(本人はとてもやる気ですが)さらには、矯正によって不自然な力が加わることで、息子のリハビリに影響がないのだろうか?と、わからなくなってきました。
上下4本永久歯の今の状態では、確かに出っ歯ですきっぱでガタガタですが、口が閉じないほどではないし、今はこのまま今頑張るべきリハビリや勉強を優先して、大人になってからどうしてもきになるようならやるというのでは、今やるよりもやはり負担が大きいのでしょうか?
ここのところ、ずっとこのことで悩んでいて、でも答えが出るわけでもなく、息子の気持ちを考えるとやってやりたい気持ちもあり、どうしていいかわからず、ネットを見て助けを求めています。
どうかアドバイスを宜しくお願い致します。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2016-04-28 17:04:00
読ませて頂きました。色々な事があって大変ですね。
私はお子様が矯正したいと思われている事は素晴らしい事で彼の意見を尊重してあげてほしいと思います。
矯正治療は成長とともに緩やかにおこなっていく治療です。決して無理するような事はないです。その子の成長と発育に合わせた治療をするのでご心配されている事のリハビリや学業にそれほど影響しないと思います。それよりも本人がやりたいのにそれを拒むのはと思うくらいです。
さて問題は2件の矯正歯科ですね。私もご心配されている事には同感です。ただしレントゲンの被曝量は気にしないでください。CTとかとは比べものになりません。精密検査は横顔のレントゲン写真(これをセファログラムと言います。側面頭部X線規格写真が日本語名です。これは全世界共通です)の計測や模型からの歯の大きさや顎の大きさの計測が必要です。私どもの医院では1か月ぐらいは期間を頂いています。すべて計測し、副院長やその他の先生方と意見交換をして診断や治療方針を決めています。診断は重要です。その点に関して少し違和感を覚えます。
認定医ですが矯正専門医院なら持っているのが当たり前というほどの保有者がいます。逆に多すぎて判断には使えないかも知れません。
最後にはA歯科に行くか?B歯科にするか?ですね。これは難しい判断ですが具体的に治療が進行する前に決める必要があります。これはあど様の判断になると思います。この点に関してお役に立てずにすみませんでした。
- あど(43歳 女性 主婦 )
- 2016年04月29日08時00分
やはり、診断が気になります。精密検査後、一週間で問い合わせの電話をしたのですが、すでに器具を発注済みだと言われましたので、約数日で診断が終了しているということですよね。先生のクリニックでは一ヶ月もかけてされているとお聞きして、さらに不安になりました。
今は、キャンセルして、矯正はなしで・・・とも考えています。
見かけが綺麗になってコンプレックスをなくしてあげたい、と本当に単純に思っていましたが、噛み合わせや顎の動きなど、もっと重大なことがその裏にあると思うと、急に怖くなってしまいました。矯正のことをもっと勉強してから話を進めればよかったです。でも息子は、念願の矯正ができると思って嬉そうにしているので、その決心もなかなか思い切れず心が痛いです。
矯正をして、返って不自然な噛み合わせになってしまったり、ということはないのでしょうか?矯正をするのとしないのとでは、見かけ以外でも噛み合わせがしっかりできる、舌の位置が良くなって鼻呼吸になる、姿勢が良くなる、集中力が出るなど、本当にメリットの方が大きいのでしょうか?
歯科を迷い始めたはずなのに、矯正そのものを改めて考えるきっかけになり、毎日悶々としています。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2016年04月30日10時05分
私の個人的な意見です。と前置きさせてください。
お子様が楽しみしにしているのならそれを尊重されてはどうでしょうか?10歳という年齢は矯正治療を始められるにはよい年齢です。
10歳の息子様が自分で矯正治療をしたいと言っている事は実は珍しい事です。まだ矯正治療が一般化したとはとても言えない日本の現状では、たとえ親御様が矯正治療をしてあげたいと思っても本人が嫌がる方が多いです。10歳で矯正治療をしたいと思うのには彼なりの考えがるのではないでしょうか?
もしあど様に治療を止めるような理由が他にないのであれば進めてもよいと思います。やはり気になるのは医院ですね。それぞれの医院で治療の進め方があります。考え方の違いもあります。私どもの医院ではそうしているというと言う事を記載しました。逆に急がれている方にとってはイライラするかもしれません。
あまりに早急に事が進むと不安になるのは誰しも同じだと思います。難しい所ですね。ここがクリアできれば私は矯正治療はよい事だと信じています。
私見ばかりを記載したようでかえって迷ってしまう事になったかもしれません。この事はおわびします。よい結果になる事を祈っています。
- あど(43歳 女性 主婦 )
- 2016年04月30日20時11分
進めるにしても、やめるにしても、もう少し考えたり、情報を知る時間が必要であるような気がしています。「迷うなら、やめたほうがいいかも?」とも。大人になってもどうしてもやりたいと思えばできますよね?小児矯正の方が、いろんな面で負担も少ないかと焦った気持ちが今回の原因のような気がします。
大切な決断なので、納得いくまで悩んで決めたいと思います。
私どもの気持ちを踏まえて考えて下さった丁寧なご回答、有難うございました。