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矯正治療を始める前の基礎知識

これから矯正歯科治療をはじめる方にとって、役立つ基礎知識をご紹介いたします。


どんな歯医者さんがいいの?(医院の選び方)

しっかり話をしましょう

より良い治療生活のために、まずは自分にあった矯正歯科医院をしっかり選びましょう。

医院選びのポイント

1. 矯正歯科治療の臨床経験が豊富な先生がいる医院
→第一は技術と経験。自分に似た歯並び治療の経験がある先生がしっかり診療してくれる医院が望ましいです。

2. 治療前(契約前)に、治療計画、料金(総額・追加費用の有無)を明示してくれる医院

→矯正は健康公的医療保険がききません。治療計画と歯並びの予測、治療費総額、追加料金の発生条件など、しっかり説明を受け、納得のうえで契約を。契約書がない場合は、事前に確認を。

3. 疑問、不安等の質問に親切に答えてくれること。2度目の質問でも快く対応してくれること。
→矯正の治療期間は約2〜3年で、医院とは長いお付き合いになります。患者様の疑問に真摯に答えてくれる相談しやすい医院が良いでしょう。診療だけでなく、受付、電話対応なども目安のひとつです。

4. 院内が清潔であること
→診療台や、患者様のお口に触れる器具の衛生管理など、感染予防と安全への意識が高い医院。

5. 通院しやすい立地、診療時間
歯の矯正を行う医院数は地域差があるため、地域や患者様の希望によって、他県や遠方の医院で治療する人もいるでしょう。診療日や診療時間を確認して、予約した日にきちんと通院できるか確認を。

複数の医院に相談に行って選ぶことをお勧めします。

歯並びの治療は、歯科医院によって治療方法や費用が異なる場合があるため、できればいくつかの医院に相談し、トータルでご自身が納得した医院で治療しましょう。

費用どのくらい?(歯列矯正の費用の目安)

治療費は医療機関、患者様の症状によって異なりますが、大人の歯列矯正の場合、約800,000円から1,000,000円くらいです(表側にブラケットをつける治療の場合)


1 初診料 3,000円〜5,000円程度
2 検査、診断料 30,000〜50,000円程度
3 装置装着料 3〜6の費用の仕組みは、医院によって異なります。
<費用の目安>
一般的にすべての矯正治療にかかる総費用は、症状・治療期間によりますが、 歯の表側につける矯正装置で約70〜1,100,000円くらい、
裏側矯正(舌側矯正)装置は、表側装置の約1.5倍〜2倍(約110〜1,500,000円くらい)の費用がかかります。
<お支払方法>
3・4・5・6をそれぞれの段階ごとに支払う場合や、すべての総費用を一括で支払う場合、総費用を分割払いする方法などがあり、医院によって異なります。
4 治療費(チェック料)
5 保定装置料
6 保定観察料
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※お子様の治療費についてについてはこちら→小児矯正の治療費

なぜ矯正治療は長期間かかるの?(歯科矯正治療の治療期間)

「骨の代謝」を利用するため、時間はかかりますが身体への負担が少ないです

人の骨は、日々、破壊と再生を繰り返す「骨代謝」をしながら新陳代謝して体を支えています。
歯列矯正は、この骨代謝を利用して歯を動かしています。装置で歯に少しずつ継続的な力を加えると、徐々に歯は動きます。歯が動くスピードは1ヵ月に1ミリ程度で、やみくもに強い力を加えたからといって、早く動くというわけではありません。力をかけすぎれば、歯の周囲の血管が圧迫されて、正常な代謝が行えず、歯が動かなくなったり、場合によっては、歯根や周囲の骨に大きなダメージを与えてしまします。

歯や周囲の組織に負担をかけずに、患者様の体が持つ自然のペースで治療をするため、上下全体の歯並びがきれいになって、良い噛み合わせになるまで、約2年〜3年くらいの期間がかかるのです。

お子様の矯正治療について

小児矯正の場合、乳歯や生え換わりの6〜7歳のころに、永久歯が生えやすくなるように部分的に治したり、顎の骨の成長を適切に導く治療を行う「1期治療」を行います。その後、永久歯が生え揃った後に、ブラケットやワイヤーを使って歯並びや噛み合わせを改善する全体的な矯正治療「2期治療」を行う場合があります。1期治療から2期治療までの経過観察の期間は、4ヵ月〜半年に一度の通院になりますが、このようにステージを分けて治療する場合、トータルの通院期間は長くなります。
詳しくはこちら→子供の矯正歯科治療Q&A集

治療中の通院頻度

治療方法によって通院頻度は異なりますが、矯正装置を使い始めてからは、おおよそ3〜4週間ごとの通院になります。これは、一度の矯正装置の調整で加えられた力に対して、歯動くサイクルが3〜4週になるためです。
矯正装置による矯正期間が完了したあとに行う「保定*期間中」や「経過観察中」は3ヵ月〜半年おきの通院となります。
*保定について
矯正装置によって動かした歯や、周囲の組織は、まだ安定した状態ではありません。放っておくと、もとの悪い歯の位置に戻ろうとする「後戻り」がおこります。そのため、矯正装置をはずした後は、きれいに揃った歯の位置を固定させる保定装置(リテーナー)を、歯の位置が安定するまで装着して様子を見ます。

矯正治療中の痛み

人によって初めて矯正装置をつけたときや、装置を調整したときに、鈍い痛みをや歯が浮くような感覚を感じることがあります。矯正装置をつけて4〜5時間位たつと、歯が動く準備をはじめるので、それに伴ってこのような症状が現れます。
矯正装置の装着・調整による痛みは、通常は、2〜3日で治ります。ただし、歯の動きや、個人の痛みの耐性によっても差があります。初めからほとんど違和感すらない方、食事で食べ物を咬むときに痛みを感じる方、一週間位お痛みが続いてしまう方もいらっしゃいますが、数週間先の次回の診療日までずっと続くことはありません。
どうしても辛い時には、担当医に相談の上、鎮痛剤を服用しても構いません。装置を装着した最初が一番辛く、次回から治療のたびに毎回このような状態になるわけではありません。また、治療が進むにつれこの感覚もやわらいできます。

矯正装置装着までの流れ (初診〜矯正治療開始まで)

1.初診(相談・カウンセリング)

(1) お口の中を拝見させていただき、解かる範囲で今の現状をお話させていただきます。
(2) 矯正治療の一般的な話や、注意事項をお話しします。
(3) 患者様の疑問や不安等にお答えいたします。
しっかり話をしましょう

2.検査

検査では歯型の採取、顔・歯の写真、頭・歯のレントゲン写真などを撮影します。これらの検査結果を元に各個人の治療計画をおたてし、次回の診断時にお知らせいたします。

3.診断〜契約

前回の検査結果をお知らせするとともに患者様の意向を踏まえ、治療計画を決定いたします。
患者様の装置や治療への要望を伺いながら、一人ひとりに合った治療方法をご提案します。
診断後、治療計画に同意したあとに、治療の契約を結ぶ医院が多いです。支払いがスタートして治療を開始する前に、まだ不安や疑問が残っていればしっかり確認しましょう。

(1) 検査の結果…歯並び、噛み合わせ等の問題点の指摘
(2) 治療計画 … i. 治療の時期(いつから)、ii. 治療の目標(どのように)、iii. 装置(どうやって)
(3) 費用

契約内容をよく確認し、すべてに納得したら契約し、契約書(契約内容明細)は大切に保管しましょう。

4.治療開始

治療計画に従って進めていきます。患者様によって、矯正装置を付ける前に、未治療の虫歯や歯周病を直したり、抜歯をしたり、補助装置つける処置をします。
(医院によって、虫歯・歯周病治療、抜歯は他院で行う場合があります。)

5.矯正装置装着 または 経過観察*

矯正装置を装着したら、ブラッシング指導 (タイミングは治療計画による)を受けて歯磨きのコツをしっかり覚えます。矯正治療が開始すると、約3〜4週間ごとに通院します。成人矯正の場合、約2年〜3年かけて歯並びを改善します。

*経過観察…特にお子様の場合、症状によってすぐに治療開始する場合と、しばらく経過観察する場合があります。

6.矯正期間終了後→保定期間、経過観察

矯正した歯列、骨格がもとに戻らないように、保定装置(リテーナー)をつける大切な時期です。装置の装着時間は、担当医の指示のもと、徐々に短くしていきます。

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