口内炎にSOS! 矯正用ワックスガイド

矯正用ワックス(リリーフワックス/歯科矯正用粘膜保護剤)とは

矯正用ワックス
▲ 矯正用ワックス
お口の粘膜や口内炎に矯正装置があたって痛むとき、矯正医に相談すると、矯正用のワックスを紹介されることがあります。

矯正用ワックスの用途

  • ワイヤーやブラケットが口の粘膜や歯茎にあたって痛い
  • 装置に慣れていない時、ブラケットが唇にひっかかって喋りにくい
  • 装置がとれた時の応急処置 (状況による)

値段・購入方法

矯正用ワックスは、いろいろなメーカーから発売されており、ちぎって使うワックスタイプのものや、時間がたつと固まるシリコンタイプなどがあり種類が豊富です。値段は商品によって幅があり、100円〜1000円程度です。矯正歯科治療を行なっている歯科医院で取り扱っていることが多いので、担当の先生に適したタイプや使用方法のコツを聞いてみましょう。

口内炎の痛みを今すぐガード!ワックスの上手な使い方

※このページでは、ワックスタイプの使い方をご紹介します。


STEP1 適量(豆粒大)をちぎって丸める
小豆大に丸めた矯正用ワックス

まずは手を洗って清潔にしましょう。鏡があると正しい位置にワックスを乗せやすいです。
次にワックスをちぎって丸く形を整えます。ブラケット1つ分に対して小豆くらいの大きさが良いでしょう。
ワックスをつけるタイミングは、できれば歯磨き後が理想的。歯が歯垢[しこう]で汚れていると、ワックスが滑って上手く張り付きません。

STEP2 水分をオフする

ワックスを上手に付けるには、ブラケットの周りの水分を拭うのがポイントです。狙ったエリアが唾液で濡れていては、ワックスが張り付きにくいだけでなく、外れやすくもなるのです。ティッシュやガーゼなどで水分をオフしてからワックスを使いましょう。
特に奥歯は見えにくく、作業がしにくい部分です。ワックスを持たない手の指でお口の中を外側に引っ張って、ブラケットの回りに空間をつくるとよいでしょう。

STEP3 ワックスをブラケットに密着させる
ワックスをブラケットに密着させる

カバーしたいブラケット(またはワイヤー)に、ワックスを軽く押し付けます。ブラケットの凹凸にワックスが入り込むようにゆっくり押して、そっと指から離します。両端のワイヤーまで包むようにカバーすると、ワックスが外れにくく長持ちします。
ご利用のワックスの使い方に慣れるためにも、付けやすい前歯で練習するのも良いでしょう。

[応用編] こんなトラブルにも…

ブラケットが外れてしまった!装置が壊れた!このような緊急事態にもワックスが活躍します。
壊れた装置が粘膜に擦れて痛む時は、刺激の原因となっている装置をワックスで覆いましょう。痛みや不快感を一時的に緩和してくれます。

ブラケットが外れたときの応急処置
ブラケットが外れたときの応急処置

ブラケットは歯の動きや噛んだ時の衝撃などにより、歯の表面から外れることがあります。この場合、ブラケット自体はワイヤーで固定されているので落ちることはありませんが、歯の表面から浮いた宙ぶらりんな状態に。そんな時もワックスが役立ちます。ワックスを使ってブラケットとワイヤーを固定することで左右に動くブラケットの不快感やストレスを緩和できるでしょう。

矯正用ワックス Q&A

Q:誤って飲み込んでしまいました。大丈夫ですか?

ブラケットにつける程度の少量であれば、心配はありません。しかし、商品によっては、誤飲による窒息を防ぐため食事や睡眠時に外すよう説明書に記載しているものもあります。不明な点は担当医に確認しましょう。また、小さなお子様やペットが誤って食べないように、十分に管理・保管しましょう。

Q:再利用できますか?

短時間で取れてしまったワックスをつけ直すことは問題ありませんが、一般的な矯正用ワックスは長時間の使用を目的としていません。衛生的にも好ましくないため、食事や就寝時に取り外したものや、長時間装着したワックスの再利用はやめましょう。

Q:ワックスがベタついて、うまくつけられません。

商品、材料によって、柔らかいものやベタつきがあるものなど、使用感に差はあります。手にくっつきやすい場合は、少し指先を濡らすと形が整えやすくなります。ワックスタイプは温度によって柔らかさが変わる性質があります。保管場所の温度によって使用感が変わることがあるので、少し冷やしたり、手の暖かさで柔らかくしたりして調節してみましょう。

※使用方法は商品によって異なる場合があります。詳細は担当医に確認しましょう。


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