【治療例つき】拡大床(かくだいしょう)とは?小児の床矯正で顎を拡大する装置を紹介!

「かくだいしょう(拡大床)」って何?子どもの床矯正で使われる装置「拡大床」について解説。治療例を交えて、装置が適用される期間や症状をご紹介しています。お子さんの歯並びが気になるパパやママにおすすめの記事です。

公開日:2019/10/01  更新日:2021/11/16

【治療例つき】拡大床(かくだいしょう)とは?小児の床矯正で顎を拡大する装置を紹介!

■目次

  1. ネジの力で顎の幅を拡大する装置
  2. 拡大装置の症例写真(プレートタイプ)
  3. 上顎側方拡大装置(拡大床)
  4. 下顎側方拡大装置(拡大床)

ネジの力で顎の幅を拡大する装置

拡大床とは
拡大床 [かくだいしょう] は、歯列の横幅(歯列弓)を横に広げたり、数歯の移動を目的とした装置です。 装置の中央には、「拡大ネジ」とよばれるネジがあります。このネジの幅を広げる力を加えることで、歯の土台となる歯槽骨を側方に押し広げる構造です。

拡大床には主に、レジン(プラスチック)のプレート、金属製の太いワイヤー、歯列弓を押し広げる力を調節するネジの3つから構成されている「プレートタイプ」と、レジンのプレートがない「スケルトンタイプ」の種類があります。

適用対象は、主に乳歯列期や混合歯列期初期のお子様の第1期治療に使用されます。
症状によって、拡大床の治療のみで噛み合わせが改善する場合もありますが、通常は、乳歯列期や乳歯と永久歯が混ざった混合歯列期に拡大床で歯列の幅を広げた後、すべての歯が永久歯に生えそろうのを待ってから、第二期治療として、ワイヤーとブラケットを使ったワイヤー矯正を行って、全体の歯並びや噛み合わせを治療することが多いです。

拡大装置の症例写真(プレートタイプ)

上顎側方拡大装置(拡大床)

上顎側方拡大装置(拡大床)

上顎の歯列の幅を、 拡大装置で広げ、永久歯が生えるスペースができました。
拡大ネジの幅を毎日すこしずつ広げて、歯列を押し広げる力を増やします。

下顎側方拡大装置(拡大床)

下顎側方拡大装置(拡大床)

下顎の歯列弓を広げる装置です。拡大ネジは前歯の裏側にあります。

【PR】フィリップス ソニッケアー
歯科専門家使用率NO.1

フィリップス・ジャパン

あわせて読みたい記事

メディア運用会社について

メディカルネット

株式会社メディカルネット(東証グロース上場)は、より良い歯科医療環境の実現を目指し、インターネットを活用したサービスの提供にとどまらず、歯科医療を取り巻く全ての需要に対して課題解決を行っています。

当サイト「矯正歯科ネット」を通して生活者に有益な医療情報を歯科治療の「理解」と「普及」をテーマに、自分に最適な歯科医院についての情報や、歯の基礎知識、矯正歯科などの専門治療の説明など、生活者にとって有益な情報の提供を目指しています。

矯正歯科歯科医院を探すなら「矯正歯科ネット」

矯正歯科治療を行なっている歯科医院を、全国から簡単に検索できます。お近くの矯正歯科歯科医院をお探しの場合にもぜひご活用ください。