マウスピース矯正で治療できる不正咬合とは

MEAWは、複雑に曲げられたワイヤーを使って歯を矯正します。

公開日:2019/10/01  更新日:2021/11/16

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■目次

  1. インビザライン・クリアアライナー - 透明マウスピース矯正の実際 -
  2. インビザラインでの歯列矯正の実際
  3. インビザラインのみで歯列矯正が終了できる可能性の高い不正咬合
  4. 部分矯正とインビザラインの併用

インビザライン・クリアアライナー - 透明マウスピース矯正の実際 -

インビザラインでの歯列矯正の実際

インビザラインやクリアアライナーで用いる透明なマウスピースのことを「アライナー」といいます。最大のメリットは、固定式のワイヤーやブラケットを装着せずに、歯の矯正が可能な点です。
しかし、現状ではブラケット装置と比較して、制約があるために、すべての不正咬合が「アライナー」のみで歯列矯正を終了することはできません。
そこで最近では、様ざまな工夫により、インビザライン(またはクリアアライナー)での歯列矯正の適応が拡大されています。詳細は歯並び・噛みあわせの状態により異なるので、実際に、「アライナー」治療の経験・症例豊富なドクターにご相談いただくのがいちばん良いと思います。

インビザラインのみで歯列矯正が終了できる可能性の高い不正咬合

・でこぼこの程度が軽い不正咬合
・奥歯のかみあわせの前後的なずれが少ない不正咬合
・上下の噛みあわせの前後、または左右のずれが少ない不正咬合
・垂直的なずれ(開咬・過蓋咬合)がない不正咬合

上記以外の不正咬合では、なんらかの工夫が必要になります。

部分矯正とインビザラインの併用

部分矯正とインビザラインの併用

まず、見えにくい奥歯の部分だけブラケットを用い、部分矯正をおこなってからインビザラインでの歯列矯正をはじめる方法。でこぼこの程度が強く、小臼歯の抜歯が必要な歯列矯正などの場合、犬歯や奥歯の位置合わせをブラケットの部分矯正でおこなっておくことにより、その後の歯列矯正の大部分をインビザラインで行うことが可能になります。

インビザラインでの治療中に、補助的に部分的にブラケットやそのほかの装置を追加する方法。インビザラインだけでは動ききらない歯を、補助的に装置を追加して能率よく動かす方法です。インビザラインでの治療中に何らかの理由で、予定よりも歯の動きが遅れた場合にも行うときがあります。

ほかにも、インビザラインの開始前や終了後に、きわめて短期に全体にブラケット装置を装着する方法もあります。この場合、「完全にブラケットを使わない治療」、とはいえませんが、歯列矯正においてブラケットの装着期間を極端に短縮するためには、有効な方法です。

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