オリビアさんの相談

カテゴリ:治療後・アフターケア

矯正終了後の噛み合わせ

約3年近く歯列矯正をしていて2019年11月にブラケットオフしました。ですがブラケットオフした当初から仕上がりに満足いっておらず、そのことは直接担当医に訴えましたが噛み合わせもまだ安定してないししばらく様子を見ようと言われリテーナーで保定しています。私としてはただただ様子を見るなんて気が気ではなく、矯正とセラミックの審美歯科をメインとしているクリニックにカウンセリングに行きました。そこで歯型を取り、咬合の検査なども行いました。
その結果から審美面は置いておいて、噛み合わせ自体があまり良い状態ではないことがわかりました。まず第一に奥歯に高さが足りていなく奥歯でも前歯でもちゃんと噛めていないそうです。噛み合わせについては私自身日々の食事の際にストレスを感じる場面が多かったのですごく納得がいきました。
この奥歯に高さが足りていなかったり噛み合わせに問題があることに関しては今まで矯正していたクリニックでは一切言われておりません。他の矯正歯科でも噛み合わせについてはあまり言及しないものなのですか?
私は今後これまで通っていたクリニックにクレームをつけても良いのでしょうか?

読ませていただきました。

セットリングという矯正用語があります。矯正治療後の保定中に歯は徐々に噛んできます。これは一般的な事です。その説明がなかったのはよくないですね。

オリビア様は開咬不正咬合(連続した数歯にわたって咬合していない)で矯正治療をしたのでなければ咬合してきます。噛んできます。矯正治療はダイナミックに歯を移動させる事はします。しかし、噛ませるのは自然です。

どうい事か?といえば、例えば下顎の歯を失います。何もせずに数年の時が経ちます。そうすると上顎の歯が下方に垂れ下がってきます。そのために抜けた歯の場所に入れ歯を入れる高さがなくなってしまうぐらいです。

歯は自然に噛んできます。昨年の11月にブラケットを除去したのならもう少し待ってください。実際にブラケットをはずした時には一部の歯しか噛んでいなくても噛んでくるのが普通です。担当医の説明不足です。

実際の矯正治療のゴールは保定後数年してからです。歯は元あった状態にもどろとします。元が不正でも噛んでいるようでしたら普通はかみ合わせは改善してくるはずです。もし不自由がなければ無駄な治療はしないでください。リテーナーも歯の形が変われば装着できなくなります。

治療が成功する事を祈っています。
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

矯正の仕上げの段階で、矯正装置自体が自然な咬み合わせのジャマをしているということも時々ありますので、保定に入ってから様子をみるということは意外に大切なことだと思います

奥歯の高さが足りていない場合というのは、逆に前歯の高さがありすぎる可能性も考えられますので、通常は歯型や咬合の検査だけでは判断せず、術前術後でどのように変化したのかや、側方セファロレントゲンでの検査結果も総合して判断することだと思います。

実際にお口の中を拝見したわけではありませんので相談者さんの奥歯や咬み合わせについては何とも言えませんが、通っていたクリニックにクレームを入れること自体には問題ないと思います。ご検討下さい。

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