のっちさんの相談

カテゴリ:小児矯正

複数の先天性欠如がある場合の治療方法

先日10歳の子どもに先天性欠如歯が5本あることが分かりました。
母である私も2本先天性欠如があり、覚悟はしていたのですが、子どもは上下合わせて5本(しかも全て前歯)が欠如していることが分かり、欠如歯の数の多さにショックを隠し切れない状態です。
欠如しているのは、上の歯の左右2番3番の4本と、下の歯の左1番です。
かかりつけの歯医者さんからは、その左右2番3番の乳歯が抜けるまではそのまましておいて、乳歯がグラグラし始めてからどう治療するか考えましょうと言われています。どんな治療方法が出来るのかを聞いても矯正とかインプラントとか、という感じで具体的なことは今は何とも言えないって言われたのですが、一般的にどう治療していくのが良いと考えられますか。
ネットで色々調べたのですが、前歯がこんなにも足りないケースはかなり珍しいようで、情報が全然ありませんでした。どうすればいいか、今から真剣に向き合うためにも、しっかり調べたいと思っています。どうかご回答よろしくお願いいたします。

おそらく難易度の高いケースと考えます。一般的には矯正とインプラントの併用になると思いますが、補綴も必要になるかもしれません。具体的にはみてみないとなんとも答えかねますが。
  • のっち(38歳 女性 会社員 )
  • 2021年05月24日13時04分
お返事ありがとうございます。難易度が高いことは重々承知しております。
非常に気になることは、インプラントは大人にならないとできないようなので、矯正している間に仮歯のようなものを補填することができるかどうかという点です。

見た目を気にし出す時期でもありますし、前歯がないというのは、性格形成にも大きく関わってくるかと思います。
もちろん治療の妨げになることは知っておりますが、多少隙間が残ったとしても、思春期に歯がないことの精神的苦痛のほうが大きいと考えています
ご心配なく。矯正している間に仮歯のようなものを補填することはできます。
  • のっち(38歳 女性 会社員 )
  • 2021年05月24日22時35分
仮歯のようなもので補填できるとのこと、それを聞いて少し安心しました。親身になって相談に乗って頂いたおかげで、気持ちが少し和らぎました。子どもにとって最適な選択をできるよう、家族で話し合ってみます。本当にありがとうございました。
結論から書くと、できるだけ乳歯を温存する治療方針になりそうです。
しかし、その前にどの乳歯を温存してどの乳歯を抜歯するのかなどを明確に決めること、温存していた乳歯が抜けた場合どんな矯正治療をするのかを決めておかなければいけません。
そのために必要なのは矯正診断です。
10歳であればまだ成長があるのでそれを含めて今できること、歯の本数が少ないままでかみ合わせを作るのか、本数を増やす方針で将来的にインプラントを視野に入れるのかなど、聞けると思います。
先天性欠如が6本以上あると保険で矯正が可能です。
大学病院などを受診すると先天性欠如に対する治療をたくさんしている先生の話を聞けるかも知れません。
私も大学病院にいた頃は毎日そういった治療をしていました。
最大11本の欠如を治療した事があります。
しっかり計画を立てて治療していけば、5本の欠如は4本抜歯の矯正治療プラス1本抜歯なので、綺麗に仕上がります。
  • のっち(38歳 女性 会社員 )
  • 2021年05月26日14時48分
大変ご丁寧な回答を頂き感激しております。
乳歯を温存する治療方針で間違っていないことが分かり安心しました。さらに、同じような多数の欠如がある患者さんをご担当された先生から、綺麗に仕上がるかもしれないとのお声を頂けたこと、大変大きな励みになります。
大学病院での受診も検討してみようと思います。ありがとうございました。

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