Sさんの相談
初めてまして。
現在歯列矯正を開始し一年が経ったところです。
歯並びと顎がないことがコンプレックスで、相互関係がないと思っていたため、よく考えずハードルの低い矯正から手を出しました。
最近になり、顎変形症というものを知り、自分が当てはまるのか、今後の治療を切り替えるべきなのか悩んでいます。
以下、歯や顎に関して思い当たる事柄です
・小学生のころ顎関節症と言われたことがある
(大きく口が開けられない。開けるとき骨が鳴る。一度口が開けられなくなりその際に診断を受けたが、なにもせず1日で開くようになったため、通院も治療もしていない)
・矯正前の診断では「顎が小さいため中度の叢生がある。口元が突出している」と言われた
・矯正から1年がたち、関節については異常はなくなったと感じる
・先天的に計5本歯が欠如しており、乳歯も2本残存している
・上記のため、矯正で抜歯して口元を後退させることはデメリットが大きい。(=気になるなら外科手術しかない)
・いびきや無呼吸の症状はないが、医師からよく「顎が小さいけどそういった症状はない?」と聞かれる(睡眠障害のため検査を受け、ほとんどないとは言われた)
・口を閉じると顎に梅干しシワができる
・矯正したらガミースマイルになった(以前よりはっきりと歯茎が見えるように感じる)
矯正の担当医からは顎変形症の話は全く出ていないため、当てはまらない程度のものなのかもしれませんが、他人にはっきり指摘されるほど顎は後退しており、歯並びが乱れ、関節への異常もあったのなら顎変形症なのでは?と思ってしまいます。
診てみないと判断は難しいかと思いますが、わかる範囲で顎変形症に当てはまるかどうかを教えていただきたいです。
また、もし診断がおりる可能性がある場合、今後どのように治療するべきなのでしょうか。(これまでの矯正について今の医院に不満はなく、通いやすさから矯正治療はここが良いな、と思っていますが、おそらく手術を受けられる提携先はありません。)
長くなりましたが、よろしくお願いします。
- Silver Lace矯正歯科
- ( 埼玉県 さいたま市浦和区 )
- 2021-06-07 17:18:00
実際にお口の様子を拝見したわけではありませんので何とも言えませんが、仮に顎変形症だったとしても、顎の形を治すような手術をしないとすれば、歯科矯正としては現在と同じような治療になると思います。
詳しいことは、現在の矯正担当ドクターが把握していると思いますので、直接聞くのが一番良いと思います。ご検討下さい。
- S(24歳 女性 会社員 )
- 2021年06月08日22時40分
こちらの記載不足でした。外科手術を少し検討していて、仮に顎変形症であれば、予算の都合もつきやすいため積極的に考えようと思っています。
ただ、現在の矯正では「顎の骨を変える」といった予定はなかったため、外科手術を望んだ場合、一般的にその後の矯正は一般的に新しい契約になるのか、それは外科手術をしてもらった病院またはその提携歯科で行うものなのか等の、今後の治療方針についてよくわからないためお聞きしました。
担当医には、次回の診察の際に相談してみようと思っています。
- Silver Lace矯正歯科
- ( 埼玉県 さいたま市浦和区 )
- 2021年06月09日17時40分
予算のお話がありましたので、恐らく保険適用での外科矯正をお考えだと思うのですが、保険の場合は、「顎変形症による不正咬合」という診断が必要になります。
相談者さんの場合は、既に矯正治療がだいぶ進んでいるようですので仮に「顎変形症」であったとしても、「不正咬合」の部分で診断がもらえない可能性があります。そうなると、保険適用による外科矯正はできませんので、ご注意下さい。
また、顎の手術を前提とする歯科矯正と、手術なしの歯科矯正とでは歯の動きがまったく違うことが多いので、今までの矯正治療は無駄になる可能性が高いと思います。治療に連続性がないので、契約も別なものになることが多いと思いますが医院によって対応が分かれるところかと思います。
保険適用での外科矯正はどこの医院でもできるというものではなく、国によって決められていますので、現在通院中の医院が対象となっているのか確認が必要だと思います。詳しくは矯正担当ドクターが教えてくれると思いますが、ご参考になれば幸いです。