みっちーさんの相談

カテゴリ:装置・治療法

子供の矯正 抜歯か非抜歯か

現在10歳になる息子の矯正のことで悩んでおります。
 
息子は顎が小さく(骨格的に遺伝です)、歯が上手く並びきれず少し出っ歯の状態です。また歯の生え変わりが早く9歳の時に全ての乳歯が抜けて生え変わっています。

そういった状況のため、かかりつけの小児歯科の先生が矯正歯科を紹介してくださり、半年前からいくつかの矯正歯科へ相談へ行っております。ほとんどの先生がヘッドギアを使用して歯の位置を動かし、それから2期治療へ移るという治療方針でした。ですが開始時期は「今すぐ」「なるべく早く」「1年後から」と先生によってバラバラで正直どうしたらいいのかと迷い半年が経ってしまいました。

ただ、私も子供も納得した上で矯正治療を始めたかったので、また別の矯正歯科へ相談へ行ったところ、今回はレントゲンを取った上で上の歯2本を抜歯して矯正するのが1番と言われました。
確かに第二大臼歯がレントゲンには写っていましたし、先生にはヘッドギアをしても動きようがないし、息子が頑張ってヘッドギアをした分だけのいい結果が出ると思えないと言われました。それに骨格は遺伝の部分が大きいので抜歯せずに治療していても後で抜歯しなければならなくなるかもしれないという説明があり、納得した部分もありました。
治療開始は第二大臼歯が出てきたタイミングだそうです。
 
ただ、できれば抜歯せずにできたらいいな、抜歯せずにできるんだなと思っていたので、抜歯が1番よいと言われるとどうすべきか悩みが大きくなってしまいました。

第二大臼歯はまだ顔を出していませんが、レントゲンには写っていました。もうこの段階ではヘッドギアでの治療はあまり効果がないのでしょうか?もしそうであれば、抜歯するしかないのでしょうか?  

子供の成長は早く、決断が遅かったのかもしれませんが、まだもし抜歯か非抜歯か選択できる状況なら先生方のご意見をお聞きして早急に決断したいと思いご相談させていただきました。どうぞよろしくお願い致します。

こんには、長崎の堀内と申します。
さて、お問い合わせの件ですが、10歳のお子さんの歯並びで悩んでおられるとういことですね。
出っ歯の傾向があって非抜歯でしてほしいが、抜歯治療を言われていてどうしようか迷っておられるということですよね。
考えられる範囲でお答えしますね。
私自身矯正医として32年のキャリアがありますが、矯正治療の考え方は年々変わってきています。
抜歯治療を説明されることもあるかと思いますが、抜歯治療は最終手段だと思います。
お子さんは、10歳ということでしたらまだ下顎を前方へ成長させることはできます。
身長が伸びる間は、まだ顎は成長すると考えていいです。
ですから顎を成長させれば、出っ歯の状態は改善できる可能性は十分にあります。
ただし、その出っ歯の原因を考えることも必要です。
おそらくですが、猫背になっていて、姿勢が悪く、あまり歩かないお子さんなんではないでしょうか。
これは大きく顎の形に影響します。
また、これは、将来の無呼吸や脳の成長発達にも影響します。
今現在の矯正は、こういう考え方にシフトしてきているはずです。
真正面から徹底的に付き合ってくれる矯正医に巡り合うまで根気よく頑張ってください。
まだ間に合いますよ。
  • みっちー(38歳 女性 会社員 )
  • 2021年07月15日09時18分
堀内先生、ありがとうございます。

まだ間に合うと言うとお言葉、ほっとしました。
最近は色々な治療方があり、悩みにもなっていましたが、抜歯治療の前にまだ可能性があるのならば、そうしたいと思います。

確かに息子は猫背気味です。そういった点からももっと改善していこうと思います。
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

実際にお口の中を拝見したわけではありませんし、抜歯か非抜歯か選択できる状況にあるかどうかの判断材料が何もありませんので何とも言えませんが、一般的には1期治療でヘッドギアを使ったからと言って、必ずしも2期治療で抜歯せずに済むという訳ではありません。

個人的には、あまり非抜歯にこだわらない方が良い気がしますが、矯正に関する疑問や不安は、実際に診察してもらった矯正担当ドクターに質問して解決するのが一番良いと思います。ご検討下さい。
  • みっちー(38歳 女性 会社員 )
  • 2021年07月15日09時22分
ありがとうございます。

そうですね。抜歯の可能性ももちろんあるということを理解して、先生と相談していい治療を考えていきたいと思います。
相談内容を確認しました。
10歳で永久歯に生え変わっていると言うことですか、まだ、年齢的に抜歯ありきの治療よりは、まだ残された成長を利用し上下顎の拡大装置を使用し永久歯の生えるスペースの確保をする治療をしそれでも生えるスペース不足や横顔のライン等の問題で抜歯をするという流れでも問題ないのかなと思います。もちろん成長には個人差がありますし、レントゲンや今の成長が分からないので断言はできないのですが、男児なのでまだ成長余力はあると思います。
いずれにせよ、顎の拡大をするのであれば早い方がいいかと思います。
  • みっちー(38歳 女性 会社員 )
  • 2021年07月15日09時27分
ありがとうございます。

まだ抜歯の前に治療の可能性があるのであれば、矯正歯科の先生と相談して進めたいと思います。
生え変わりが早いので心配ですが、先生がおっしゃるように早めに治療開始できるようにしたいと思います。
骨格的に顎が小さい場合、手術以外にどのような装置を使っても、顎が歯一本分も大きくなることはありません。
最後の先生がご指摘の様に、ヘッドギアを用い現在の歯を奥に送ったとしても、第2大臼歯が生えないか、斜めに生えるリスクが増すだけになります。
なので、上顎の成長が止まる、第2大臼歯が生えるまで虫歯や歯肉炎の予防に力を入れておいて、その後、抜歯矯正を考えられるのが無難だと思います。
みっちーさんも納得されたように、この方法が一番理解しやすく、無理のない治療計画だと思います。
  • みっちー(38歳 女性 会社員 )
  • 2021年07月15日09時34分
ふかみ先生、ありがとうございます。

確かに抜歯矯正は1番ゴールが見えやすかったというか、理解しやすかったです。ただ、初めて抜歯矯正を言われたので戸惑ってしまったところがあります。

再度矯正歯科を受診して、治療方を決めたいと思います。
ヘッドギアをしばらく使用してから2期治療に移行する。
この治療方法を行ったからと言って非抜歯になるわけではありません。
ヘッドギアの効果がどのくらい出るかは使用してみなければ100%の答えを出すこともできません。
上顎の成長のピークは過ぎていますが、使用する時間がとれるなら使用してみるのも良いと思います。

抜歯を行うのは歯並びを良くするためですが、その後の歯並びの安定のためでもあります。
無理して非抜歯を選択しても後戻りに悩まされます。
たくさん悩んで悩みすぎることはありません。
できるだけたくさんドクターと相談しましょう。

相談を投稿する