ひーちゃんさんの相談

カテゴリ:外科手術

ひーちゃんママ

夜分すみません。寝付けずネットで探していましたら偶然こちらを見つけまして相談させていただきたいと思いました。

今年12歳(小学6年生)になった娘が不正咬合です。
娘が小学2年生の時から矯正(ワイヤー)をして2-3ヶ月ですぐに前歯が出たので大変喜んだのですが、3年生が終わる頃からワイヤーを外し、後戻り防止と言うことでリテナーをつい最近までしてましたが、追いつかず後戻りをしてしまいました。A歯科医に、次は大人用の矯正をして、高校生くらいまでかかるだろうけどワイヤーとリテナーをします。気になるならいつでも始められるとの話でした。

悩んだ末、他のB歯科医に診てもらうと、下の顎が出て来ていて、もう大人の顔になってきているから、矯正では間に合わないと僕は思うし、上の前歯を反らし下の歯を内側にするのは出来るけど歯のコンディションを考えた時や横顔を考えた時にお薦めしない。指定された専門の歯科医なら保険が効くし紹介状を書いてあげるからそこで手術をしてもらった方がいいと昨日言われました。

B歯科医の言うようにしようと思っています。
でも、今調べていたら下顎の成長が13-15歳だと書いていました。
質問したいのは、1.手術をした後にまた成長するんじゃないか?そしたらまた手術をするのか心配になりました。教えて下さいませんか?

A歯科医の言うようにまたワイヤーをしても後戻りをして結局手術するんじゃないかな?と思っています。
ワイヤーとリテナーで歯並びは綺麗です。

ひーちゃんさん、はじめまして 京都市 くす矯正歯科 楠 です。
下顎を手術する矯正は基本的には成長が終了してから開始し、手術を行うのが18歳以降が多いと考えます。よろしくお願いいたします。


  • ひーちゃん(12歳 女性 学生 )
  • 2021年10月06日13時26分
楠先生
お忙しい中、教えて下さりありがとうございました。
既に下顎が出て来てしまい、娘が恥ずかしいと申しておりまして18歳までに下顎がどのくらい出てくるのかそれもまた心配しているところです。
インターネットで見かけた割り箸を鬼滅のねずこさんのように噛んでみてます。
見ていて心苦しいのですが、親として今何もしてあげれないのが歯痒いばかりです。ありがとうございました!

はじめまして、長崎の堀内と申します。
さて、お問い合わせの件ですが、小学校2年生で受け口の矯正をされて後戻りをしたため、ワイヤー矯正をA歯科で勧められたことと、B歯科で顎切り併用矯正を勧められたということですね。
そしてお母さまがご心配されていることは、B歯科お勧めの手術をした後にまた成長するんじゃないかという不安ですよね。
A歯科お勧めのワイヤーをしても後戻りをして結局手術をすることになるんじゃないかということですね。

考えらえる範囲でお答えしますね。
まず、小学校低学年で受け口の治療をされるのは、定番の治療です。
私自身20年ほど前まで大学病院に勤務しておりましたので、受け口のお子さんが来院されたら上の前歯を2,3か月で前に出して成長を観察し、中学2年生くらいになって後戻りしていなかった良好な成長をしたととらえ、凸凹があればその矯正治療を行う。
もし、顎を含めて下の歯が出てくるようなら骨格性の成長をしたものとして手術前矯正を1年から1年半かけて行い、高校卒業時に顎を切る手術をして術後の噛み合わせの矯正を継続するという方法が一般的でした。
お母さまが示された内容は、おそらくこれだと思います。
ちょっとお母さまの理解されている内容と違うことは、手術の時期ですよね。高校卒業の時期であれば、もう成長は終わっています。
なのでそこは心配ないと思います。
ただ、やはり手術は避けたいものですよね。
なので、女の子の場合は、成長が終わるのがだいたい14歳くらいですので骨格性の成長をしていた場合でも横顔が相当きになるということでなければ、矯正治療だけで終わらせてしまうということになります。
中学2年生くらいの時点でどうしても顎の突出が気になるようなら手術を併用した矯正の選択肢を真剣に考える必要があるということですね。
私のところでは、実際大学病院で顎切り併用矯正の適応のようなお子さんの矯正治療を手術なしで矯正治療しています。
顎切りはどうしても嫌という方、そこまで顎の突出は気にならないという方については、私からみて顎が確かにでていると判断しても患者さまのご意志を尊重するようにしています。
お嬢様の場合はどうなるかとあてはめたくなりますよね。
小学校3,4年生で後戻りをしているようなら、将来の顎切り矯正の可能性は高いかもしれません。
であれば、今すぐ矯正治療を開始しなくてもいいのかもですね。
もう少し成長を観察するとかですね。
最後に受け口のお子さんが後戻り成長する原因の一つを記載しておきますね。
お嬢さんは偏平足だと思います。
歩くことをあまりされていないと思います。
扁桃腺が腫れやすいのではないでしょうか。
それと鼻詰まりがあるのかも
こういったことがあるようならですね。
足指の重心バランスがずれている可能性があります。
立ち方、歩き方の重心バランスを整えると舌が正常に機能します。
舌が正常に機能すると鼻呼吸がしやすくなります。
もし、この歩き方、舌の機能を獲得することができれば、かなり下顎の成長を抑えらえる可能性があります。
ご参考にされてださいね。
  • ひーちゃん(12歳 女性 学生 )
  • 2021年10月06日20時08分
堀内先生
こんばんは!
大変丁寧に教えて下さりありがとうございました!
先生の仰る通りです。
運動不足、偏平足、扁桃腺肥大、鼻炎です。

扁桃腺肥大摘出手術は小学1年生の時にして治り、鼻炎も段々治ってきて、運動不足解消に夏からスポーツ教室に通い始めました!(コロナ禍で行けないので学校がない日に歩くようにしました)
先生に御指摘いただきました通りにやってみようと思います。大変ありがとうございました。

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