カカさんの相談

カテゴリ:装置・治療法

顎顔面矯正について

6歳の男の子です。小さい頃から反対咬合と言われてきて、矯正をしたいと考えています。
受診した医院で顎顔面矯正を勧められました。聞きなれないものだったので自分なりに調べてみると、メリットもたくさんある反面、反対派の歯医者さんの意見や、デメリットも見られました。
納得のいく形で矯正をしてやりたいと思っていますが、たくさんの歯医者さんに話を聞く時間も無く…
こちらで、顎顔面矯正について、賛成や反対のご意見をいただき、それらを考慮して決めたいと思いました。顎顔面矯正について、どう思いますか?

さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

必ずしも一般的な意見が相談者さんのお子さんに当てはまるとは限りませんので、そのような意見の集め方は大変危険だと思います。ご一考下さい。
  • カカ(35歳 女性 )
  • 2022年07月28日21時29分
返信ありがとうございます。
顎顔面矯正という治療法自体について、ネット上で賛否がある様だったので、歯医者さんの世界ではどうなのかな、と思い質問させていただきました。素人としては、よく行われている治療法なのかと思っていたところ、反対する歯医者さんの意見を見たことで、不安になってしまいました。ケースによって治療法が変わることはもちろんだと思うのですが、一般的に、顎顔面矯正という矯正の仕方は賛否があるものですか?先生は、患者の(我が子の)口の状態によって、顎顔面矯正が最適ならば、それを受けて良いと思いますか?
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

顎顔面矯正とは1期治療とも呼ばれ、本来は大人の矯正と呼ばれる2期治療とセットになっているものです。1期治療では顎や顔面骨格の成長をコントロールして土台を作っておき、2期治療で歯並びや咬み合わせを仕上げるというのが本来の流れです。

顎顔面矯正についての賛否については、いまや2期治療で何でもできるので、1期治療は必要ないのではないか、というものかと思います。

ただ2期治療で何でもできるといっても、顎骨の手術を伴った外科矯正も含んだお話になってきますので、顎の成長等をコントロールできる可能性のある1期治療を否定できるものではないと思います。

ネットの情報はエビデンスが不確かなものが多いので信用するのは危険です。矯正専門医院で行われている矯正相談や矯正カウンセリングをいくつか受けてみると良いと思います。ご検討下さい。
こんにちは。骨格性の反対咬合の場合は顎顔面矯正(歯列矯正と手術の併用)をすることがあります。しかし6歳の段階で適用することはありませんし、顎顔面矯正が必要と診断するのは早すぎます。
まずは歯列矯正と顎の成長を促す(あるいは抑制する)処置をしながら、息子さんの顎の成長発育を経過観察していき、成長がほぼとまる時期に顎顔面矯正の必要があるかを判断されても遅くありません。
ただし顎顔面矯正のことを考えますと、大学病院の矯正科などに通院されるとよろしいかと思います。

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