おかあさんさん(新潟県)の相談
カテゴリ:その他
15歳の娘が矯正しています。
もともと歯の根が他の人より半分くらいしかなく、あまり圧力?をかけると歯が抜けるかもしれないから、たびたびレントゲンをとり、様子をみながら矯正を進めるといわれていました。 矯正し始めてすでに1年半たち、もう少しで終わるようなんですが。
1.レントゲンを3ヶ月に一回くらいの割りに取っていて、レントゲンをとることによって、歯、もしくは歯肉に影響はないのか?半年に一度はパノラマXray
2.最近とったレントゲンで歯の根のところがぼやけて写っていたのは、矯正の影響なのか? これ以上矯正を進めていいものなのか?
アドバイスよろしくお願いします。
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- 大村矯正歯科
- ( 秋田県 秋田市 )
- 2010年06月30日05時32分
「1」についてですが、全然問題ないと思います。元々歯の根が短い状態の歯が有って、その歯を矯正治療をするとすれば、3か月に一度くらい、デンタルX線写真を1〜2枚撮って経過を見ながら治療を進めることは自然な流れだと思います。むしろ、レントゲンも撮らずにどんどん治療を進められる方が不安が残ります。また、この程度のX線被爆では骨に影響がでたり歯が短くなることはありません。(放射線治療をしてるとか他の要因がある場合は放射線担当の先生と相談した方が良いでしょう)
「2」についてですが、パノラマX線写真は、小さな歯科用エックス線写真(通常デンタルX線写真)と撮影方法が異なり、真ん中付近は首の骨(頸椎)が写り込む為にぼやけて見えにくくなります。
例えば上あごの前歯のX線写真を撮る場合、デンタルX線の撮影では前歯の裏に直接レントゲンフィルムを置いて顔の前からX線を照射しX線写真を撮るのに対して、パノラマX線写真の撮影では頭の後の方から放射線を照射し、顔の前のレントゲンフィルムに写す様にしてX線写真を写します。そしてその距離関係を保ちながら頭の周りを一周して撮ります。その為、あご全体を写すことができますがどうしてもフィルムの中央部分には首の骨が重なって写り込んでしまいます。ただ、前歯に比べて首の骨までは焦点距離(ピントが合う距離)が遠いため、首の骨は薄くぼけて見えます。それでも写り方によっては前歯と重なって写ります。ですから通常パントモ(パノラマX線写真)で前歯が分かりづらい場合は、デンタルも一緒に撮ります。
ですからお尋ねの質問と矯正治療とは一切関係ありません。
「2」についてですが、パノラマX線写真は、小さな歯科用エックス線写真(通常デンタルX線写真)と撮影方法が異なり、真ん中付近は首の骨(頸椎)が写り込む為にぼやけて見えにくくなります。
例えば上あごの前歯のX線写真を撮る場合、デンタルX線の撮影では前歯の裏に直接レントゲンフィルムを置いて顔の前からX線を照射しX線写真を撮るのに対して、パノラマX線写真の撮影では頭の後の方から放射線を照射し、顔の前のレントゲンフィルムに写す様にしてX線写真を写します。そしてその距離関係を保ちながら頭の周りを一周して撮ります。その為、あご全体を写すことができますがどうしてもフィルムの中央部分には首の骨が重なって写り込んでしまいます。ただ、前歯に比べて首の骨までは焦点距離(ピントが合う距離)が遠いため、首の骨は薄くぼけて見えます。それでも写り方によっては前歯と重なって写ります。ですから通常パントモ(パノラマX線写真)で前歯が分かりづらい場合は、デンタルも一緒に撮ります。
ですからお尋ねの質問と矯正治療とは一切関係ありません。