メタルさん(京都府)の相談

カテゴリ:治療の開始時期

10歳の男の子について、相談します。下の歯ですが、前歯(乳歯)が2本はえてきませんでした。
しかし、永久歯のほうは、4本はえてきました。が、もともと歯がなかった所に、2本歯が生えてきたため、はえる場所がありませんでした。
歯医者に行ったところ、犬歯(乳歯)を2本抜かれました。今現在、歯の間にほとんど隙間がありません。永久歯の犬歯がはえる場所がないのです。
歯医者に聞いたら、全部歯がはえそろってからでないと矯正はできないというんですが、犬歯がどんなふうにはえてくるのかと心配でたまりません。
歯医者がいうように、すべての歯が揃うまで、このまま、ほっといていいものなのでしょうか。アドバイスお願いします。

初めまして。大阪市中央区じゅん矯正歯科クリニック院長阿部純子です。
お子さんの前歯が生えるすき間がなく、乳歯の犬歯を抜いたために、永久歯の犬歯の生えるすき間がなくなったことについて、ご心配されていらっしゃるのですね。

乳歯と永久歯が混在した混在している時期と永久歯列が完成した後の時期では、矯正治療の目的が異なります。
永久歯がそろった後は歯を1本1本コントロールして、歯の並びやかみ合わせを整えることが目的ですが、お子さんのように、乳歯と永久歯が混在している時期はまだ顎の成長もあるので、お子さんの持っている成長をより順調に問題なく引き出してあげること、また永久歯がスムーズに生えてくるようにしてあげることが主たる目的となります。

お子さんの場合、永久犬歯が生えるスペースがないため、でこぼこになって生えてくる可能性があります。
それから治療しても問題ありませんが、患者さんによっては早目に処置が必要、あるいは有効なこともあります。これは実際に患者さんのお口の中を診察したり、検査したりしないと判断しかねます。

矯正歯科であれば、患者さんの長期的な管理ができますので、ぜひ早目に矯正を専門でしている歯科へ相談に行かれることをお勧めいたします。

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