ちびっこさんの相談

小学2年生から矯正をしています。中学1年になり、上を2本と下を1本抜歯しなくてはならないと告げられました。当方としては、抜歯を避けたくて、
幼い頃から通院していましたが、現時点でこのような治療方法になっていまい、幼い頃にやっていた、顎を広げるのが不十分だったのではないかと、疑問に思い相談させていただきました。

青山外苑矯正歯科

2026年03月24日04時56分

ちびっこさん、こんにちは。
青山外苑矯正歯科院長の横谷と申します。

小さいときから矯正医院に通院していても最終的には抜歯をしなければいけない、というのはちびっこさんにとってとてもつらい出来事ですね。
私たち矯正医にとっても抜歯の選択をすることはつらいことですが、この治療の流れで抜歯の選択をすることはありえます。

小児期(混合歯列期・乳歯と永久歯がある時期)に顎を広げる治療(拡大治療)しているというお話ですが、これは良い治療であったと思います。拡大治療をすることで、将来永久歯にはえかわった時、きれいに並ぶこともあります。
しかしながら、拡大には限度がありますし、顎に対して永久歯が大きい場合、便宜抜歯の選択はありえます。

では、混合歯列期に拡大する意義とはなんでしょう?
それは、大きく3つの利点があります。小児期(混合歯列期)に上顎を広げることは、鼻の中の気道も広げることになります。

最近のお子さんは、お顔がほっそりとしているために鼻の中の気道も狭いことが多く、花粉症・鼻炎その他アレルギー、風邪などで鼻水の量が増加するとすぐに鼻がつまってしまいます。

拡大で気道が広くなることで健康に大きなメリットがあります。
また、拡大することで全ての歯が永久歯になった時にでこぼこの量が減ります。でこぼこの量が減れば抜歯による矯正治療になったとしても治療の難易度は下がります。


それは治療のレベル、咬合のレベル、歯並びの美しさに大きくプラスになります。
更に、歯列拡大することで気道が広くなり、集中力が上がるといわれています。気道が狭ければ呼吸にエネルギーが必要になり、意識下の呼吸になります。
気道が広くなれば、空気の通りがスムーズになり、無意識下の呼吸になります。
これは集中力の増加に繋がります。勉強にスポーツに習い事にプラスに働くといわれています。

歯の大きさが、顎に対してあまりにも大きければどんなに拡大してもきれいに並ぶことは難しいです。私も抜歯する歯と本数の違いはあれど、その選択をすることはございます。
是非、最終的な素晴らしい咬合機能、美しい歯並びのために頑張って下さい。
心より応援しています。