インプラントを使った歯周病患者に対する矯正治療
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公開日:2019/10/01 更新日:2021/11/16
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目次
治療前
この患者様は、重度の歯周病により噛みあわせが悪くなり、上の前歯が著しく突出した状態でした。
上の前歯については重度の歯周病により、顎の骨(歯槽骨)の吸収と歯の動揺が著しかったため、保存不可能と診断し、やむを得ず2本抜歯をすることとしました。
抜歯を行った前歯の部分については、抜歯当日に治療用の義歯を装着できるように準備をしておりましたので、治療過程で前歯がないという状態はありませんでした。
治療の流れは、
1.抜歯(上顎前歯2本を抜歯し、治療用の義歯を装着していただきました)
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2.矯正治療開始(上顎前歯部にインプラントを埋入するスペースを確保しながら矯正治療をすすめました)
↓
1)インプラントを埋入する位置が決まった段階で、インプラント埋入手術(上顎前歯部に2本埋入しました)
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2)インプラント上部構造(セラミッククラウン)を装着
↓
3.矯正治療終了
治療期間は1年7ヵ月でした。
治療後
治療終了時の写真をみていただくとお分かりだと思いますが、著しく突出した上顎前歯の改善により、お口元の突出感が除去され、大変美しい横顔のラインをおつくりすることができました。
また、歯並びだけではなく、歯周病の治療もおこなっておりますので、歯茎の状態も改善しております。特に下の前歯の部分では、歯並びが治ったことで清掃もしやすくなり非常にひきしまった良い状態となりました。
歯周病の治療は、医院のケアだけで改善することは難しく、患者様にもご自宅でのケアを頑張っていただくことで良い結果があらわれます。
今回は、治療が終了し審美的な改善が得られたことで、患者様の予防的な歯科治療に対する意識が向上されました。また、歯周病・インプラントともに、今後メインテナンスをしやすいお口の環境を得ることができ、患者様にも大変喜んでいただけました。
インビザラインでの歯列矯正の実際
はじめて抜歯をするとき、色々な不安が募り怖いと思う方は少なくないはずです。抜歯をしなくてはいけない場合は、主に下記に該当する場合です。
・虫歯が悪化したとき
・親知らずが隣の歯に当たって痛いとき
・歯の矯正治療のため
虫歯が悪化したときは、歯も残しておけないほどの重度の場合に抜歯します。
親知らずが原因のときは、親知らずが隣の歯に向かって生えているなどの、周りに影響を及ぼす場合に抜歯します。
そして、歯の矯正時に抜歯をすることがあります。抜歯をする部位は、上下顎の親知らずだけの場合もありますが、歯列が狭いと主に小臼歯(前から4番目の歯)を抜歯するケースがあります。このとき、親知らずと小臼歯どちらも抜くと、合計6~8本抜く場合もあります。
今回は抜歯をすることになったら把握しておきたいポイントを、抜歯前・抜歯当日・抜歯後でそれぞれ分かりやすくまとめてみました。
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