歯の役割 発音と噛み切る前歯

矯正歯科の総合サイト「矯正歯科ネット」の歯の豆知識のコーナーです。矯正歯科以外の、歯の基礎知識をご紹介します。歯科・歯の治療や疾患に関する治療説明『前歯の役割』についてご紹介します。

目次

  1. 前歯の役割
  2. もしも前歯を失ったら

前歯の役割

前歯は笑顔などを美しく見せるために大切です。もしも前歯が無かったら、魅力も少し減ってしまいます。

その他にも、前歯には役割があります。

前歯の役割の一つは、きれいな発音で話すということです。
発音をするためには、お口から正しく空気が流れる必要があります。前歯が無い、もしくは隙間があったりすると、空気が漏れ、個人差はありますが発音がしづらくなったりします。
前歯におけるトラブルは発音障害に直結しますので、充分注意が必要です。

もう一つの前歯の役割は、ものを噛み切るということです。

上下の前歯の先端を併せてみてください。前歯の数本だけが当たり、奥の歯が離れると思います。
これが前歯の大切な役割で、前歯だけが当たるからこそ、ものを噛み切ることができます。

咬んでいる前歯にグッと力を入れてみてください。奥歯で咬みしめる時ほどの大きな力をかけることはできません。これは「てこの原理」と同じで、顎の関節(支点)と噛むための筋肉の位置(力点)から、最も遠いところにあるのが前歯の先端(作用点)なので力が入りにくいのです。

そして、奥歯のように強い力をかけることができないからこそ、弱い前歯は食べ物を咬みくだくような強い力から守られているとも言えるのです。また、咬み合わせる位置を決める役割を果たすことで、奥歯に必要以上に大きなな力が加わったり、咬み合わせることから歯が減っていくことから守っているのも前歯なのです。

もしも前歯を失ったら

程度の差はありますが、前歯を失うと、発音がしづらくなった、と感じると思います。
そして食べ物を噛み切ることができなくなるので、消化が悪くなり、また奥歯が常に擦り合わされる事で歯の負担は大きくなります。
こういった影響に伴って、奥歯にかかる側方圧(歯を揺さぶる力)も大きくなり、結果的には奥歯に加え、歯茎などの歯周組織にも悪い影響を与えることになります。

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