非抜歯の可能性を広げる装置

非抜歯の可能性を広げる装置 について説明いたします。

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目次

  1. 非抜歯の可能性を広げる装置
  2. 仕組みについて
  3. メリット
  4. デメリット
  5. この装置に適した歯並び(適応例)
  6. (※図1)1歯対1歯咬合とは
  7. 症例 装着後
  8. (※図2)たがいちがい咬合とは

非抜歯の可能性を広げる装置

従来の矯正装置の事前処置として、上顎の犬歯から奥歯までを短期間に後方に移動させる装置があります。できるだけ歯を抜かずに矯正治療の期間短縮を目指せる治療法です。

この装置は、ワイヤー矯正やマウスピース治療を開始する前に約4ヶ月使用します。短期集中で歯を後ろに下げる装置のため、ワイヤー矯正のみで治療した場合よりも矯正治療期間を短縮することが可能です。また、マウスピース治療は後方移動が不得意なので、マウスピース治療単体では得られない治療結果を見込めます。
さらに、犬歯から奥歯までを移動させることができるので、従来では抜歯が不可欠だった歯並びも非抜歯で治療できるケースが増加しました。

※治療効果は、患者様によって個人差があります。

仕組みについて

上顎の3番(犬歯)と6番(第一大臼歯)に装置をつけ、犬歯側についているフックと下顎の奥歯につけたフックに顎間ゴムをかけ、歯列を移動させます。顎間ゴムは毎日交換し一日18時間以上使用することで、1ヶ月で約1mm歯列が移動します。

メリット

・先に臼歯関係の位置を治療することで、期間短縮が見込める

・非抜歯で治療できる可能性が高い

・ヘッドギアを使わなくてもよい

デメリット

・顎間ゴム(エラスティック)を毎日18時間以上使わなければ治療効果が得られないので、患者様の協力が必要

・装置が金属製なので目立つ

この装置に適した歯並び(適応例)

この装置に適した歯並び(適応例)

装置をセットする前の写真です。上顎の犬歯と下顎の犬歯が「1歯対1歯咬合(※図1)」になっています。

(※図1)1歯対1歯咬合とは

1歯対1歯咬合とは





症例 装着後

症例 装着後

装置使用後の写真です。犬歯の位置関係が改善し、「たがいちがい咬合(※図2)」になりました。

(※図2)たがいちがい咬合とは

たがいちがい咬合とは








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