花嫁必見!ブライダル矯正とは?結婚式までに間に合わない場合の対処法は?
自身の結婚式を挙げるためにさまざまな準備を進めている中で、「友人がブライダル矯正をしていたから自分もやってみたい」など、ブライダル矯正に興味を持つ方も多いです。
とはいえ、ブライダル矯正とはどのようなことをするのでしょうか。この記事では、ブライダル矯正の方法や費用の目安などを詳しく解説します。
結婚式までに歯並びをきれいにしたいとお考えの方はぜひご覧ください。
公開日:2026/02/26
監修医師
歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開
目次
記事のポイント3つ
・ブライダル矯正は、結婚式に向けて受ける矯正治療のことです。
・結婚式までに歯並びを整えられるよう、前歯など見えやすい部分を優先的に治療します。
・結婚式までに十分な期間を確保できない場合、治療期間の短縮を図れる方法もあります。
ブライダル矯正とは?
ブライダル矯正とは、結婚式という大事なイベント当日に向けて、歯並びを美しく整えるための矯正治療を指します。
基本的には一般的な矯正治療と同じように治療を進めていきますが結婚式に合わせて矯正を終わらせる点が特徴です。美しく自信に溢れた笑顔で結婚式当日を迎えられるように、矯正治療を進めていきます。
ブライダル矯正の2つの特徴
ブライダル矯正ならではの特徴は以下の2点です。
結婚式を目標に治療計画を立てる
矯正治療では、理想的な歯並びや噛み合わせを獲得するために治療計画を立てて、必要な治療内容に応じて治療期間が決まるのが一般的です。
一方、ブライダル矯正は、結婚式を期日として、そこに間に合うように治療計画を立てていきます。
一般的な矯正治療の進め方では結婚式に間に合わない可能性もありますので、ブライダル矯正を考えている方は、「結婚式までに歯並びをきれいにしたい」と歯科医師にしっかり期日を伝えましょう。
前歯など見えやすい部分を優先的に治療する
矯正治療では本来、歯の見た目の美しさだけでなく、噛み合わせまで考慮して治療を行います。
しかし、結婚式まで治療期間が十分に取れない場合、見た目の美しさを優先して治療を進めます。笑ったときに目立つ前歯だけ先に治療するといったように、審美性を重視した治療が行われます。
ブライダル矯正の4つの治療方法
ブライダル矯正では下記の治療方法が用いられます。患者さんの希望を考慮し、どんな治療方法が適しているかを歯科医師が提案してくれます。
①マウスピース矯正
透明なマウスピース型の矯正装置を装着し、歯を少しずつ動かしていく治療方法です。歯が動いたら新たなマウスピースに1-2週間で交換していきます。
メリット
マウスピースは患者さん自身で取り外しが可能で、食事や歯磨きの際に邪魔になりません。また、透明で装着しても目立たない点がメリットです。
デメリット
きちんと装着しないと結婚式までに治療が終わらない可能性があります。また、歯並びによってはマウスピース矯正が適応できない場合もあります。
→マウスピース型矯正装置による矯正治療を導入している歯医者も増えてきており、特に有名なものとしては「インビザライン」が挙げられます。インビザラインについて詳しくは「インビザラインとは? 注目のマウスピース矯正の費用・特徴・選び方を解説!」を参考にしてください。
②マルチブラケット矯正
歯の表側(唇側)にブラケットという小さな矯正装置を取り付け、その溝にワイヤーを通して歯を動かす治療方法です。
メリット
さまざまな歯並びや噛み合わせに適応できる点がメリットです。ワイヤーは自分で取り外せず、歯をしっかりと動かしやすいという特徴もあります。
デメリット
お口を開けたときに矯正装置が目立ちやすいです。歯科医院によっては、白くて目立ちにくいブラケットやワイヤーを選択できます。
また、結婚式当日までに治療が完了していない場合には、一度矯正装置を取り外す手間が発生します。
→ワイヤー矯正を少しでも目立たなくしたい方は、ワイヤー矯正で使う装置を目立ちにくいものを選ぶことをおすすめします。クリアブラケットについて写真付きで紹介している記事「クリアブラケットはワイヤーで見た目に差が付く!ワイヤーの種類とは」をご覧ください。
③裏側矯正
歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを取り付けて歯を移動させる治療方法です。
メリット
マルチブラケット矯正と同様に効率的に歯を動かしやすく、口を開けたときに矯正装置が見えにくいメリットがあります。ブライダルフォトの撮影時や結婚式当日も、矯正装置を取り外さずに済む可能性が高いです。
また、裏側矯正であればホワイトニングも併用できます。
デメリット
舌が矯正装置に当たりやすく、慣れるまでは滑舌に影響が出たり、舌が矯正装置に当たって痛い点がデメリットです。
→裏側矯正の費用は、表側矯正に比べ高くなりやすい傾向があります。費用内訳について詳しくは「裏側矯正の値段相場はいくら?内訳や料金を安くする5つの方法も解説」をご覧ください。
④部分矯正
前歯のみなど、気になる部分だけに対して矯正治療を受けるのが部分矯正です。
メリット
歯列全体を治療する場合に比べて治療期間が短縮できるため、結婚式まで十分な治療期間がない場合などに適しています。治療費を抑えられる点もメリットです。
デメリット
見た目は整いますが、全体の噛み合わせなど細かい調整はできません。噛み合わせは口だけでなく全身の健康にも影響を及ぼすので、本来は噛み合わせまで考慮した矯正治療を受けることが大切です。
また、抜歯が必要な歯並びの乱れなどは部分矯正が適応できません。
ブライダル矯正の費用はいくら?
治療方法別に、ブライダル矯正の費用の目安をご紹介します。
マウスピース矯正:60万円~100万円
マルチブラケット矯正:70万円~100万円
裏側矯正:100万円~170万円
部分矯正:10万円~60万円
ブライダル矯正は、審美性優先の治療で、保険適用外で全額自己負担です。矯正治療が公的医療保険適用となるのは、病気や怪我などによって口腔機能や健康に影響がある場合のみとなります。
2026年2月 株式会社メディカルネット調べ
結婚式までに矯正治療が間に合わないかも!そんなときの対処法3選
結婚式までに十分な治療期間を確保できない場合、下記の対処法で解決できるかもしれません。対処法をチェックしましょう。
①コルチコトミー
コルチコトミーは、歯槽骨皮質骨切術ともよばれるもので、外科手術によって骨の一部を除去・切削することで代謝を高めて歯を動かしやすくする治療方法です。
②インプラント矯正
歯科矯正用アンカースクリュー(矯正用インプラント)というチタン製の小さなネジを、歯槽骨(しそうこつ)に一時的に埋め込みます。
歯科矯正用アンカースクリューを固定源とすることで動かしたくない歯を動かさなくて済むので、歯の移動をより効率的にすることができます。
③加速装置
歯周組織に近赤外線光を照射し、歯周組織の回復を早める「光加速治療」というものがあります。代表的な装置が「オーソパルス」や「アクセルデント」で、毎日10分~20分ほど口にくわえるだけで、治療期間の短縮を図れるとされています。
まとめ
ブライダル矯正とは、結婚式に向けた矯正治療です。結婚式当日に向けて治療計画を立て、前歯など見えやすい部分を優先的に治療することが主な特徴です。
本来、矯正治療は年単位で取り組むなど、長い治期間が必要になるため、結婚式までに間に合いそうもない場合、治療期間の短縮が期待できるコルチコトミーやインプラント矯正なども相談しましょう。
この記事で、ブライダル矯正に関するあなたの疑問が少しでも解消されたら幸いです。
矯正に関する不安・疑問があれば全国の歯科医師が回答している矯正歯科ネットのお悩み相談室をご利用ください。
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