小児矯正症例写真  下顎前突出・上顎前突出・開咬

子どもの矯正には乳歯と永久歯が混ざっている時に行う場合と、全て生えそろった後に行う場合があります。治療の時期はいつが良いのか?小児矯正について症例写真と一緒に紹介します。

公開日:2019/10/01  更新日:2021/11/16

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■目次

  1. 小児矯正治療の特徴
  2. 代表的な小児矯正症例写真の紹介
  3. 小児下顎前突 [しょうにかがくぜんとつ]
  4. 1. 小児治療 (乳歯、乳歯と永久歯が混ざっている時の治療)
  5. 2. 永久歯が生えそろってからの治療
  6. 小児上顎前突 [しょうにじょうがくぜんとつ]
  7. 1.治療前、治療後の変化(口腔内写真)
  8. 2. 治療前、治療後の変化(口元、顔貌の変化)
  9. 開咬 [かいこう]
  10. ・治療前後の写真 (左から治療前、治療中、治療後)

小児矯正治療の特徴

乳歯と永久歯が混ざっている時期を「混合歯列期」といいます。小児矯正は、混合歯列期にあごの骨のバランスや大きさを整える「1期治療(小児治療・骨格矯正)」と、永久歯が生えそろったあとに歯の位置を整える「2期治療(永久歯治療・歯列矯正)」からなる2段階治療で行われます。
「1期治療」の年齢の目安は3歳~12歳、「2期治療」は10歳~成人です。お子様の矯正治療でのメインは成長期です。不正咬合は自然に治りません。悪い咬みあわせを放置すると、あごが曲がってきたり、さらにひどい不正咬合に移行することがあり、全身への影響も否定できません。

咬みあわせを良くすることにより、脳への血の流れが良くなるとも言われています。成長期にタイミングよく「あごの大きさ」のコントロールを行うことで、大切な咬みあわせの基礎づくりが行えます。 早期から矯正治療を行うことにより、その後の成長・発育への悪影響を予防し、永久歯において歯を抜かないで治療する可能性が高くなります。

代表的な小児矯正症例写真の紹介

「下顎前突」、「上顎前突」、「開咬」、お子さんの代表的な症例写真を紹介します。

小児下顎前突 [しょうにかがくぜんとつ]

下顎前突 [かがくぜんとつ] は、 反対咬合と同じ『受け口』のことをいいます。反対の咬みあわせを放置すると将来あごを切る手術をしないと治らなくなることもあります。 この患者様は、お母様が早期に反対咬合に気付き来院されました。
まず裏側からの矯正治療とあごの成長をコントロールする装置を用い、前歯の咬みあわせの改善を行いました。 その後、慎重に経過を観察し、歯を抜かないで永久歯の矯正治療を行い、良好な永久歯の咬みあわせになりました。

1. 小児治療 (乳歯、乳歯と永久歯が混ざっている時の治療)

小児治療 (乳歯、乳歯と永久歯が混ざっている時の治療)

2. 永久歯が生えそろってからの治療

永久歯が生えそろってからの治療

小児上顎前突 [しょうにじょうがくぜんとつ]

上顎前突 [じょうがくぜんとつ]はいわゆる出っ歯のことをいます。お口が閉じにくく、口呼吸になりやすいです。これにより、唾液が出にくくて、お口が乾燥しがちになり、虫歯や歯周病がおこりやすくなります。健康な歯を守るためにも矯正治療のメリットは大きいです。

1.治療前、治療後の変化(口腔内写真)

治療前、治療後の変化(口腔内写真)

2. 治療前、治療後の変化(口元、顔貌の変化)

治療前、治療後の変化(口元、顔貌の変化)

開咬 [かいこう]

開咬 [かいこう]は、奥歯をしっかり噛んだ状態のとき、前歯が開いたままで咬み合わせることができない状態のことです。前歯で麺類などの食べ物が噛み切れず、「サ行」や「タ行」の発音がしづらいです。

・治療前後の写真 (左から治療前、治療中、治療後)

治療前後の写真 (左から治療前、治療中、治療後)

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