むさしさんの相談

カテゴリ:抜歯と非抜歯矯正

抜歯矯正

既に4本(第1小臼歯)の抜歯を終えていますが、口元がかなり出ており新たに抜歯を考えています。現在24本です。
奥歯の後ろにインプラントを施して歯を後方に下げようとしたのですが、骨が薄過ぎてすぐにインプラントが取れてしまうそうです。なので神経の無い6番を抜歯しようとしています。抜歯すると奥歯は一本になってしまうので、抜歯後の生活が心配です。第2小臼歯の抜歯なら問題ありませんか?どうすればいいのでしょうか?
追記、親知らずはありません。アンカーインプラントは奥歯の後ろ(歯がないところ)にも施せるのでしょうか?外科矯正はお金がかかりそうです。

はじめまして、むさしさん。京都市 くす矯正歯科 楠 です。
それ以上の抜歯は考えないほうが良いと思います。
第一小臼歯4本抜歯してまだそれ以上に口元を後退させたいのであれば、まずは矯正専門医で手術併用の矯正歯科に相談に行かれて、手術をする外科矯正を検討されてはいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。
読ませていただきました。

第三大臼歯(親知らず)はありますか?第一大臼歯を抜歯しても第三大臼歯の状態がよければ問題はありません。さらに第二小臼歯を抜くと小臼歯がなくなってしまいます。犬歯の後ろがすぐ第一大臼歯となります。問題はないかもしれませんが違和感を感じます。この場合ですが通常は第二大臼歯(7番目)を抜いて後に第三大臼歯の萌出で置き換えるというのが一般的ではあります。ただ第一大臼歯が神経のない歯であればそれという事だと思います。

アンカーインプラントを使用しなくてもヘッドギア(J-フック)あるいは顎間ゴム(上顎前歯の移動には固定源として下顎歯列を使う)などやり方はあります。問題はむさし様がそれらの装置を使用できるか?使用時間が問題にはなります。


固定源(アンカー)について記載します。船の錨と同じ語源です。

アンカーインプラントは前歯を後方に移動する時に骨の中のインプラントを固定源にしています。ヘッドギアは頭や首から牽引します。顎間ゴムは対顎(上顎なら下顎、下顎なら上顎)これらの方法は動かす反作用を別の場所に求めているという点では同じです。ただし、アンカーインプラントはむさし様の協力が要らないという点では容易です。

治療が成功する事を祈っています。
むさしさん、はじめまして。歯列を後方へ移動するために第一小臼歯を抜歯されたとのこと。もし、6番が生活上問題なく機能しているならば神経を抜かれていようが無かろうが抜歯は避けるべきです。21歳ですでに24本と健常者と比べ4本少なくなっており咬合の安定化をこれからの人生において事故やう蝕、歯周炎等により1本でも失うと不安定になり、不定愁訴の原因になることもありますのでこれ以上の抜歯は焦らずに治療方針をもう一度見直して戴きたいと思います。とは言え、機能よりも審美的要求が強いお気持ちは分かりますが、それならば出来るだけ外れない矯正用アンカーシステムの使用をお勧めします。例えば、スクリュー1本で外れるならばPlateタイプで2箇所3箇所でがっちり固定するインプラントに変更する方法です。一度、かかりつけ専門医にお聴き下さい。
舌で前歯を押してませんか?そのクセがあるといくら引っ込めても舌が元の出っ歯に戻してしまいます。まずは、かみしめて飲み込むトレーニングをして舌を上に付けて前歯を押さないようにトレー二ングしましょう。
アンカースクリューは上の内側に植立する方法や下の奥に植立する方法などいくつかありますから抜かずに治療するように頼んだ方が良いと思います。

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