ピオニーさんの相談
矯正中の歯髄壊死と歯の飛び出し
はじめまして。 現在顎変形症で、外科矯正をしており手術が終わり、術後矯正中です。
手術直後に右上3番がピンク色に変色し、その後赤褐色になってきました。手術後すぐに矯正医に相談したところ、「昔ぶつけたりしたのが手術がきっかけで出てきて、神経が死んだのだろう。術後矯正(8か月)が終わったら抜髄の歯科医を紹介する」という回答でした。
しかし術後柔らかい固形物を食べ始めると、ズキッとした痛みがあり、色もどんどん黒っぽくなっていくため再度矯正医に相談すると「では今すぐ抜髄に医師を紹介するよ」と軽い答えでした。
手術後にすぐ変色したことから手術担当の口腔外科医にも一度相談したいと言って、ちょうど術後診察日に相談したところ、ちょうどその日に撮った顔面CT画像を見ながら「手術箇所は離れており手術の影響とは考えにくい。それよりは、変色した右上3番、隣の2番、左上の2番ー4番が大きく歯槽骨より飛び出しているのが原因となっているのでは」と回答をもらいました。
そのCT画像も矯正医に送っていただき、他の歯も歯髄壊死となっては嫌だし、歯槽骨からはみ出しているという合計5本の歯を骨の中に入れたりすることはできないか尋ねました。
しかし矯正医は、CT画像をみてもこれくらい出ているには普通、自分はそれほど上の歯は動かしていないと言って、変色した3番についてのみ歯内専門医を紹介すると言います。
術後万全の状態ではなく、ゴムかけの影響もあるのか左上の2番と4番にも噛むと痛みや染みがある状態で非常に不安ですが、矯正医の先生は口腔外科の先生と話をして追加画像を手に入れたりご自分の院内にあるCTやレントゲンで調べようともしてくれません。
(口腔外科から渡されたCT画像が医科CTで頭蓋骨全体を左右斜めから撮ったもの2枚のみで、歯を横から見て歯槽骨と歯の状態がわかるようなものではありません)。
セカンドオピニオンをとったり、こんど診察してくださる歯内療法の歯科医師に相談したり、あるいは口腔外科の先生に直接お願いしてもっと詳しいCT画像をもらった方が良いのでしょうか。
セカンドオピニオンの探し方も教えて頂けましたら幸いです(矯正歯科学会の専門医認定医の一覧は見つけましたが、院内CTを持っている方が良いのか、またセカンドオピニオンも出すと明記しているところでなくても受けてくださるのか知りたいです)。
長々とすみません。どうぞ宜しくお願いします。
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- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- （ 神奈川県 横浜市鶴見区 ）
- 2020-02-25 11:09:00
歯の周りの歯槽骨が大変薄い場合はCTに骨が写ってくるかが疑問です。写らなくても骨がある場合があります。画像診断の限界という事になります。骨が厚いと安心ではありますが、実際に骨を増やす方法はないので担当医は撮影しても治療の対象にならないと考えたのではないでしょうか？実際に被覆している骨が薄いからといって極端に弱いということではありません。歯の周りの骨（歯槽骨）は人によってかなり違います。
その部分に骨の被覆がないとするとポケットがあるはずです。また骨の付着位置が歯根方向に低下しているはずです。それは如何でしょうか？
また矯正歯科医でCTを持っている歯科医院は少ないと思います。それは高額なわりには必要としないからです。持っているとすればインプラントを行う歯科医院にはあります。そちらでご相談される事をお勧めします。
矯正歯科医院は外科的な処置を行いません。従ってCTを保有している必要は私も感じません。また歯周の問題は一般歯科の中で歯周病科出身の歯科医に相談するか、あるいは大学病院の歯周病科を受診するのが専門的です。
治療が成功する事を祈っています。
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- ピオニー(47歳 女性 会社員 ）
- 2020年02月25日12時15分
CTには薄い骨はうつらないことがあるということがあるのですね（口腔外科の先生が歯が骨から飛び出しちゃってるとおっしゃったので、驚いて何度も歯槽骨から歯が飛び出ているということですかと尋ねたのですが、そうだとおっしゃられて信じ込んでしまっておりました)。
歯周ポケットですが、矯正医からご紹介いただいた一般歯科で定期的にクリーニングや点検を受けておりまして、問題の5本（右上2、3、左上2ー4)の歯周ポケットは２mmです。こちらの一般医は歯周病の専門の治療もしていると矯正医の先生からご紹介を受けており、歯周病ではないとの診断をずっと受けております。
骨の付着位置が歯根側に下がってきているというのは、歯の長さが矯正中に長くなってきていることと関係があるでしょうか。根元近くに大きめのブラックトライアングルもできており（元の歯の形もありますが）、気になっておりました。
矯正医の方が見せてくれた正面からのパノラマレントゲンでは、矯正開始前と術後直近のものを比べると、上の2-4番の間の歯槽骨は少し下がっています。
また、相談先についても細かく教えて頂きありがとうございます。左下7番を歯根破折で失ってインプラントの土台のみ入れている状態でして（矯正終了後上を入れる予定です)、そちらの歯科医院にも一度相談してみたく思います。
アイ矯正クリニック様の他の回答も以前何度も読ませていただいていて、歯髄壊死という事態は何十年に1度しかないと読んだ記憶がありまして、私の場合外科矯正なので事例は違うかもしれませんが、自分がそのような事態になると思っておらず、困惑しておりましたが、先生にご回答頂き少し落ちつきました。本当にありがとうございます。
大変お手数なのですが、骨の付着位置が歯根側に下がってくるとお書きの事が歯の長さが長くなってくることと同じという理解でよいか今一度ご教示いただけましたら幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
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- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- （ 神奈川県 横浜市鶴見区 ）
- 2020年02月25日12時40分
ポケットが2�个論犠錣任后�もし骨がなければポケットはもっと深いと思います。また歯根に骨の被覆がなければ歯肉の付着位置が下がっているはずです。記載されているようにブラックトライアングルは歯の形態が影響します。失礼ですが、年齢から判断しても少しは歯肉退縮があったかもしれません。しかし、矯正治療中にしっかり管理して頂いていればその点も安心ではないでしょうか？できる限りの事はされています。
歯肉の付着位置が下がると、歯の長さが長く見えます。エナメル質でおおわれている部分より下は歯根です。歯根は象牙質でできています。象牙質には知覚があります。急激な歯肉退縮が起きれば知覚過敏などが起きます。そうでなければ長い期間かかっています。加齢の影響もあると思います。
どちらにしても専門的な知識を持っている歯科医が担当しているようですね。安心しました。
治療が成功する事を祈っています。
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- ピオニー(47歳 女性 会社員 ）
- 2020年02月25日15時10分
ご明察の通り歯肉退縮は一般歯科医の先生からも指摘を受けており、若い時にもブラッシング圧が強いと指導を受けて気をつけてはいるものの年齢とともに更に進んでいるように思います。 幸い知覚過敏はありません。
矯正終了後には歯肉移植も考えていたところでした。
まずはしっかり矯正を終えたいと思っております。
色々と相談にのって頂き深謝いたします。時節柄先生もどうぞご自愛ください。
