Junさんの相談

カテゴリ：治療後、アフターケア

下顎突出の外科矯正について

投稿者 Jun さん　［23才男性学生］ 2020/07/15/ 03:52
カテゴリー外科矯正治療後、アフターケア治療前

はじめまして、6年制の学部に通う現在大学4年の者です。
自分は10歳頃から歯並びの悪さと反対咬合の治療のため矯正治療を行なってきて、18歳まで続けていました。
その後、一応終了し器具も取り外しました。この時点でも切端咬合に近い状態ではありましたが、これが限界だと先生からは伝えられていました。その後、4年後に再び噛み合わせや見た目が悪くなった感じがして再度診察してもらうと、やはり少し身長がのびたためか、顎が少々長くなったこと、それと共に切端咬合が強くなったそうで、骨格上の問題が強いため矯正治療のみでは効果は望めない、外科治療しかないという風に伝えられました。しかし、その時には決断できずまた2年後になった今、保険もきくのならば再び手術でもいいから治したいという気持ちが出てきました。
しかし、不安点として、術前矯正の期間や手術後の状態などです。自分は来年の5年時には実習が多く、休むことが難しい上に話すことが求められます。なので、手術後長期間まともに話せない状態であると困るということです。また、手術と入院の期間をまとまって取れるのは夏休みしかないのでそれに間に合わせるなら術前矯正が今からやるとしても約1年で間に合うのでしょうか?昔からの矯正で歯並びは整っているから通常よりも早いというのは以前言われましたがそこも正確にはわかりません。なので術前矯正の大体の期間や治療後の実習への復帰は可能なのか教えていただきたいです。
そして、手術内容に関しても、上顎と下顎両方を切ると伝えられたので相当重いのではないかというイメージが湧いてしまいます。特に自分は鼻炎持ちなので上顎切断で鼻血がしばらく大量に出るといわれ、その点も不安があります。
また、外見に関してですが、自分は正面から見ると顎が出ているとはそこまで感じないのですが、横顔(特に右)に昔から違和感を感じてきました。それらの審美面での改善は見込めるでしょうか?
以上とても長くなりましたが、手術を受けたことが今までない上に顔の骨格を切るわけですから、やはり不安がとても強くあります。もしよければこれらの内容に回答してくださる方がいましたら幸いです。
ちなみに、まだその矯正歯科には再び連絡しておらず、決心がつき次第再び通院しようと思っています。

医療法人愛美会アイ矯正歯科クリニック
（神奈川県横浜市鶴見区）
2020-07-15 12:10:00

読ませていただきました。

今まで矯正治療をされてきたので叢生や乱食いの状態はありません。その分は術前矯正は早く終わるはずです。現状からで今から行わなければならない治療目標が2点あります。

➀反対咬合にする。今までの治療で小臼歯などを抜歯して治療していますか？もし抜いていないのなら上顎の小臼歯を抜歯して上顎前歯を内側に移動あるいは傾斜させる必要があります。また下顎については抜歯しません。現在は切端咬合です。これだと移動量が少ないはずです。骨を切って手術する場合ですが、骨の移動距離に合わせたかみ合わせを作らなければなりません。下顎骨が後方に移動するわけですから反対咬合にしておく必要があります。切端咬合では移動量が少なく手術をしても横顔の改善がありません。

⓶歯列弓の幅径を合わせる。今の状態で骨を移動すると歯列弓の幅が合いません。上顎を狭くする必要があります。

上記2点は手術前矯正治療で必ず行うことです。いつ手術ができるか？ですが状態によってはサージエリーファーストと言って手術を先におこなって手術後の矯正治療で治すというものです。この可能性も捨てきれません。手術がいつ行えるかは検査してみないとわかりません。見た目だけでは判断できません。

上顎骨も下顎骨も両方とも手術をおこなうのは一般的です。上顎骨には筋肉がついていません。そこで上顎骨は後戻りの可能性が低いです。手術をしてもわずかですがリバンドはあります。下顎骨の移動量は上顎骨に比べて大きいです。下顎には大きな筋肉が付着しています。これが後戻りの原因になる事があります。下顎骨の負担を減らすためにも上顎骨の手術をおこないます。

横顔は考慮しています。ご自身の希望も伝えるべきです。ただし、この手術が保険の適応になるのは健康です。審美ではありません。それでも横顔は考慮してくれます。

入院期間は2週間をみてください。手術は全身麻酔で大変ですが、それだけの事はあります。手術前矯正が終わった後、いつ手術するかの日程調整はできるので患者様と病院の日程調整は可能です。

治療が成功する事を祈っています。