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カテゴリ：装置・治療法

ワイヤー矯正とマウスピース矯正

投稿者ユウさん　［35才］ 2023/05/25/ 21:54
カテゴリー成人矯正装置・治療法治療前

ここ数年、マウスピース矯正が増えているようです。
ワイヤー矯正より痛みが少ない、歯の負担が少なく歯肉が下がりにくい、というのは本当ですか?
ワイヤー矯正、マウスピース矯正のメリット、デメリットを知りたいです。お願いします。

東川口矯正歯科
（埼玉県川口市）
2023-05-26 23:40:00

ご質問ありがとうございます。
マウスピース矯正を希望される方は増えているように思います。
マウスピース矯正とワイヤー矯正のメリット、デメリットを簡単にご紹介いたします。

マウスピース矯正は、装置が取り外し出来る装置になります。
メリット
①取り外しが出来るので食事が今まで通り出来る。
②歯磨きも今まで通り
③装置が壊れるなどの急患処置は少ない。
④7～10日で交換するためワイヤー矯正よりは交換の際の痛みは少ない。
⑤装置が見えにくい。

デメリット
①装置をつけないと全く歯が動かない。
②装置をつける時間により治療期間が延長される可能性あり。

ワイヤー矯正は装置が取り外せない、固定式の装置になります。
メリット
①定期的な通院をすれば治療が進む。

デメリット
①ガムやキャラメルなどの粘着性のある食べ物はNG。
②前歯で噛み切るなどは装置がダツリする可能性があるので控える。
③装置が取れてワイヤーが頬に当たって痛いことがあるかもしれない。
④食事の後は食べかすが装置の周りにつまりやすい。
⑤装置が見える。

マウスピース矯正、ワイヤー矯正はどちらも一長一短です。
歯肉が下がりやすいなどは個人差が大きいと思います。
生活のリズムに合う装置を選んでいただければ少しでも快適な治療生活を送れるのではないかと思います。

しろくま矯正歯科名東クリニック
（愛知県名古屋市名東区）
2023-05-27 02:01:00

しろくま矯正歯科名東クリニック院長の水野です。

ワイヤー矯正よりマウスピース矯正の方が痛みが少ないというのは一理あると思いますが、あくまで適切に使われた場合に限ります。
歯肉が下がりにくいというのは、衛生状態や治療方針などによっても変わってきますので、一概にマウスピース矯正のメリットとしては言えないかと思います。

ワイヤー矯正、マウスピース矯正の個々のメリット、デメリットについてはインターネット上に情報が溢れているので割愛しますが、マウスピース矯正で上手くいっていない、トラブル（訴訟）になっている事案が多くみられます。

これも一概にマウスピース矯正が良くないと言いたいわけではありませんが、
・マウスピース矯正は、歯科矯正に未熟な歯科医師でも取り扱えてしまう（数日の講習でメーカーに認定されます）
　⇒ワイヤー矯正は習熟するのに時間を要しハードルが高いので未熟な歯科医師は扱えない
　　（法的には扱えますが、未熟な状態で扱うとかなりの確率で上手く治せないので怖くて手が出せない）
・マウスピース矯正のメーカーが過度に営利目的の広告を出している
　⇒逆にワイヤー矯正の材料のメーカーが患者さん向けに広告しているのはあまり見たことがない
・装置の脱着が患者さんに委ねられるので、適切に扱えていない場合が多い
　⇒装着時間やお手入れ、取り扱いは結構な努力を要する
ことが大きな要因として挙げられるかと思います。

当院でもマウスピース矯正は扱っておりますし、適切に設計し適切に使用されればワイヤー矯正と遜色なく治りますので、マウスピース矯正自体は有効なツールの一つであると認識しています。

マウスピース矯正も検討されている方にできるアドバイスとしては、どちらの方法も扱っている医院を選び、ワイヤー矯正にも精通している先生（⇒ほとんどの場合何年も矯正専門教育を受けています）に今の歯並びを見てもらった上でマウスピース矯正でも問題なく治せるのかを聞いてみるのが一番良いかと思います。

長くなりましたが、後悔のないようじっくりと検討してみてください！

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