まつさんの相談
カテゴリ:その他
ブラックトライアングルに対するディスキングについて
LINEで装着方法を報告するタイプのマウスピース矯正で3ヶ月前歯のずれを直しました。その際にもディスキングをしています。
終了後、シミュレーション通りに動かない歯があったため、再度おかわり矯正でスキャンをしてシミュレーションを出してもらったのですが1番ズレて後ろに入っていた歯の隣隣の歯にシミュレーションだとブラックトライアルができていました
(左1が後ろに入っている状態だったのを矯正。2回目のシミュレーション完成後だと右3の扇形の歯と右2歯の頂点が接地していて間に▼ができている状態)
ディスキングで右3の扇形の部分か2の頂点部分を削って欲しいのですが、1回目の矯正でも削っていること、かかりつけの歯医者でパテ埋めを相談するようにと断られてしまいました。
シミュレーションの承認をするとマウスピースの作成が始まってしまうのでその前に相談したいのですが、おかわり矯正で右3-左3の間を全て0.3削ることは確定してるのでその際に上記の部分は全体を削るのではなく歯の角の接地面だけブラックトライアングルができないように削ってもらうことは技術的に難しいのでしょうか?
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- 北川歯科医院
- ( 滋賀県 大津市 )
- 2025-06-14 10:39:00
まつさん様
初めまして滋賀県大津市北川歯科医院の北川と申します。
ご相談の通りブラックトライアングルはマウスピース矯正に限らず起こってしまい得る矯正治療後の偶発症です。
特にこういった叢生の治療の場合には特に起こりやすいです。
IPR(ディスキング)を行うと改善する場合もありますが、確実性のある治療法ではなく無駄な切削や形態不良が生じてしまう可能性もあるので注意が必要です。
ちなみにIPRを行う場合は基本的には歯冠上方の接触面を切削し歯頚部(根元のあたり)は削らないことが多いです。
それでもブラックトライアングルが生じてしまうことはあります。
シミュレーションはあくまでシミュレーションですので、結果的にブラックトライアングルが改善するケースもありますが治らない可能性も踏まえて治療の選択をされると良いかと思います。
ブラックトライアングルを治す場合にはコンポジットレジン修復やラミネートベニアといった方法もありますので、納得いかない仕上がりになった場合はそちらも検討すると良いかと思います。
初めまして滋賀県大津市北川歯科医院の北川と申します。
ご相談の通りブラックトライアングルはマウスピース矯正に限らず起こってしまい得る矯正治療後の偶発症です。
特にこういった叢生の治療の場合には特に起こりやすいです。
IPR(ディスキング)を行うと改善する場合もありますが、確実性のある治療法ではなく無駄な切削や形態不良が生じてしまう可能性もあるので注意が必要です。
ちなみにIPRを行う場合は基本的には歯冠上方の接触面を切削し歯頚部(根元のあたり)は削らないことが多いです。
それでもブラックトライアングルが生じてしまうことはあります。
シミュレーションはあくまでシミュレーションですので、結果的にブラックトライアングルが改善するケースもありますが治らない可能性も踏まえて治療の選択をされると良いかと思います。
ブラックトライアングルを治す場合にはコンポジットレジン修復やラミネートベニアといった方法もありますので、納得いかない仕上がりになった場合はそちらも検討すると良いかと思います。