抜歯矯正後のスペースが埋まった状態からの顎変形症手術の適応について

以前に抜歯矯正を行い、現在は抜歯したスペースがすべて埋まっている状態なのですが、仮にこの状態から後日骨格性上顎前突で「顎変形症」と診断された場合、外科手術を伴う治療を行うことは可能なのでしょうか。

こんにちは、TikTokでおなじみのあっきー先生です。
抜歯矯正で治療したあとに外科併用矯正を行うことができるかということですね。
推測の範囲になりますが、お答えしますね。
抜歯矯正では、顎の前後関係が変化しないという前提で治療していますので、顎の位置が変わらない位置で上下の歯の位置関係をあわせています。
ここから外科併用矯正をするということは、その関係をくずすということになりますので、さらに抜歯をしたり、アンカーなどを多様してそれぞれの顎に対してそれぞれの歯を適正な位置に配置しなおすことになるかと思われます。
本来の矯正とは、ずれたやり方になりますので、大学病院等でしっかり相談されてみてはいかがでしょう。
ご参考にされてください。

医療法人信成会 戸渡歯科診療所の中智哉です。

結論から申し上げると、抜歯矯正で抜歯スペースがすべて閉鎖されている状態であっても、後から骨格性上顎前突(顎変形症)と診断されれば、外科的矯正治療(顎矯正手術)を行うことは可能です。 ただし、治療計画は通常より複雑になる場合があります。

外科的矯正治療では、手術前に「術前矯正」を行い、歯をそれぞれの顎の骨に対して適切な位置へ並べ直します。以前の矯正で歯が補償的に動かされている場合は、その補償を解除するために歯を再度動かす必要があります。

その際、

・必ずしも再び抜歯が必要になるわけではありません。
・以前閉じた抜歯スペースを一部再び開けて歯を移動させることもあります。
・状況によっては追加の抜歯や別の歯の移動方法を選択することもあります。

つまり、「抜歯スペースが閉じている=手術ができない」ということではありません。

一方で、本当に顎変形症に該当するかどうかが重要です。単に上の前歯が出ているだけではなく、

・上下の顎の骨格の位置関係
・咬み合わせ
・横顔(側貌)
・セファログラム(頭部X線規格写真)による分析

などを総合的に評価して診断されます。

また、健康保険が適用される外科的矯正治療を受けるためには、顎変形症と診断され、所定の施設で治療を受けるなどの条件を満たす必要があります。

まとめますと、

抜歯矯正後でスペースが閉じていても、顎変形症に対する外科的矯正治療は可能です。
ただし、術前矯正で歯を再配置する必要があり、以前の治療内容によっては治療期間や難易度が増すことがあります。
実際にどのような治療になるかは、現在の歯並び・咬み合わせ・骨格の状態を精査したうえで決定されます。

ご参考になれば幸いです。

ご相談内容を拝見しました。

結論から申し上げると、可能な場合はあります。

ただし、抜歯スペースがすべて閉じている状態では、そのまま手術を行えるケースは少なく、多くの場合は再度術前矯正(デコンペンセーション)が必要になります。

外科矯正では、手術で顎の位置を理想的な位置へ移動できるように、術前矯正で歯の傾きを整えます。
そのため、以前にカモフラージュ矯正(抜歯矯正)によって口元を改善している場合は、その補償を一度解除する必要があり、必要に応じて閉じた抜歯スペースを再び開けることもあります。


まずはセファログラムやCTなどで骨格のバランスを詳しく分析し、本当に顎変形症の適応となるかを診断することが重要です。

もし将来的に外科矯正を検討されるのであれば、顎変形症を多く治療している矯正専門医と口腔外科が連携している施設を受診されることをおすすめします。
現在の歯並びや抜歯部位の状態を評価したうえで、術前矯正がどの程度必要になるのか、手術が現実的な選択肢になるのかを詳しく説明してもらえると思います。

北川歯科医院
北川歯科医院 からの回答

2026年07月31日18時11分

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たち様
滋賀県大津市で開業しております北川と申します。
理論上は可能かと思いますが、どういった診断でどういった手術を行うかによっては難しい場合もあるかもしれないです。
まず、矯正をしたのに上顎前突で前歯が咬んでない状態なのでしょうか?
適応になるかも含めて専門医に相談されると良いと思います。

Silver Lace矯正歯科

2026年07月31日18時43分

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さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

相談者さんの場合には、外科手術を伴う矯正治療を、外科手術も含めて全て自由診療で行なう分には、まったく問題なく可能になると思います。

相談者さんが健康保険適用の外科矯正をご希望の場合は要件が厳しくなり、具体的には、「顎変形症」の診断だけでは足りず、「顎変形症に起因する不正咬合」という診断が必要になると思います。

相談者さんのように、以前に抜歯矯正をされている患者さんの場合には、たとえ顎変形症だったとしても、外科手術なしの一般的な矯正治療で、ある程度歯並びや咬み合わせを整えることが可能であった、ということですので、外科手術の必要性に疑問符がつくということになります。

とはいえ実際には、現在のお口の様子を拝見しての判断になると思います。ご検討ください。

ルフォーやSSROなどの外科手術を伴う治療は可能です。

こんにちは。御茶ノ水林矯正歯科の林です。

矯正治療が終了していても、現在の骨格および噛み合わせの状態から「顎変形症(上顎前突)」と診断された場合は、外科的矯正治療の対象となります。

実際に「一度目の矯正治療終了後の再治療で、2回目は外科矯正」となる患者様もいらっしゃいます。

ただし、顎変形症の「矯正治療」と「外科的矯正治療」では歯の移動方向が大きく異なり、場合によっては1回目の矯正治療が手術の仕上がりや治療期間に影響することがあるため

・現在の状態からどこまで治せるのか
・術前矯正にどれほど時間がかかるのか(通常よりも長くなる可能性があります)

などに関しては事前に相談や検査診断で確認が必要になると考えられます。

参考になりましたら幸いです。