すまいるさんの相談

カテゴリ：装置・治療法

出っ歯の原因が下顎が後退しているか、上顎が出ているかの判別

投稿者すまいるさん　［14才女性学生］ 2015/08/31/ 18:45
カテゴリー小児矯正装置・治療法治療前
お悩みの歯上あご右1番上あご右2番上あご右3番上あご左1番上あご左2番上あご左3番下あご右1番下あご右2番下あご右3番下あご左1番下あご左2番下あご左3番

出っ歯と過蓋咬合の14歳の娘を連れて矯正相談に行ってきました。

やや下顎が後退しているとの診断で、すぐに始めるなら、過蓋咬合の治療も兼ねて、下顎の成長誘導を行うことができると言われました。ただ永久歯が生えそろうまでの約半年程度という期限つきの一期治療をやるかどうかでとても迷っています。
以下の点にアドバイスをよろしくお願いします。

①矯正専門の先生は、口腔内の診察と顔貌を見ただけで、詳しい検査をしていなくても、前歯が出ている出っ歯なのか、下顎が後退している出っ歯なのかを、判別することができるものですか?　所見は精密検査後の分析とほぼ合致するものでしょうか?

②使用する装置ですが、ツインブロックは、唯一食事中でも使用可能な矯正装置らしいですが、一日の装着時間がとても長いとネットで知りました。バイトジャンピングアプライアンスと比べて、短期間で効率よく下顎の誘導ができるのはどちらでしょうか?　

③半年ほど機能的矯正装置を使用しても、習慣的に下顎が出ているだけの状態だった(下顎東部の軟骨性骨形成はしていない)時は、いずれは元の位置に戻ってしまうそうです。下顎が戻る前に二期治療の精密検査をしても大丈夫でしょうか?
(診断と治療方針決定後に下顎の位置が変わってしまうことは問題ないですか?)

④一期治療で過蓋高校が改善されない場合、二期治療ではどのような治療方法が一般的ですか?

よろしくお願いします。

銀座矯正歯科
（東京都中央区）
2015-09-01 12:35:00

初めまして。すまいるさん。銀座矯正歯科の深沢です。
ご相談内容拝見致しました。
機能的矯正装置についてですが機能的矯正装置の種類や使い方は先生によって考え方が様々です。何が正しいというものではありません。
ただ論文ではあまり意味がないという結果があります。
あくまでも統計的な結果ですので人によって効果がある方もいらっしゃいます。では、それぞれのご質問にお答えさせて頂きます。

１.矯正専門の先生は、口腔内の診察と顔貌を見ただけで、詳しい検査をしていなくても、前歯が出ている出っ歯なのか、下顎が後退している出っ歯なのかを、判別することができるものですか?　所見は精密検査後の分析とほぼ合致するものでしょうか?

→口腔内と顔貌を見ただけでは１００％ではありませんので検査が必要となります。

２.使用する装置ですが、ツインブロックは、唯一食事中でも使用可能な矯正装置らしいですが、一日の装着時間がとても長いとネットで知りました。バイトジャンピングアプライアンスと比べて、短期間で効率よく下顎の誘導ができるのはどちらでしょうか?

→どちらの方法が向いているかは分かりません。
また、機能的矯正装置自体が娘さんに効果が出るかというのも分かりません。

３.半年ほど機能的矯正装置を使用しても、習慣的に下顎が出ているだけの状態だった(下顎東部の軟骨性骨形成はしていない)時は、いずれは元の位置に戻ってしまうそうです。下顎が戻る前に二期治療の精密検査をしても大丈夫でしょうか?
(診断と治療方針決定後に下顎の位置が変わってしまうことは問題ないですか?)

→精密検査しても問題はありません。下顎が戻ることを精査してあれば診断時考慮して治療計画を立てます。

４.一期治療で過蓋高校が改善されない場合、二期治療ではどのような治療方法が一般的ですか?

→二期治療は一般的にはマルチブラケット装置で治療を行います。
　
回答が分かりにくいかもしれませんので、分からないことがございましたら再度ご質問頂ければと思います。

表参道ヒカリデンタル矯正歯科
（東京都港区）
2015-09-08 00:43:00

すまいるさん、　こんにちは。
出っ歯と過蓋咬合の治療のためご相談に来られ、一期治療をやるかどうかで、迷われているとのことですね。

14歳のお嬢様で、下顎の後退感があるのであれば、是非一期治療をされることをお勧めいたします。
永久歯が生え揃うまでの半年間といわず、一年間位　機能的装置を使用することで、下顎の後戻りを避け、さらに一年後にレントゲンで成長を再確認してから、二期治療へ移行するのでも遅くはありません。
下顎の成長を促すことで、バランスのとれた美しい横顔に誘導され、過蓋咬合も改善、抜歯も免れるなんてことになるかもしれませんよ。
機能的装置ですが、バイトジャンピングアプライアンスよりツインブロックの方が積極的に作用します。個人の使用頻度や向き不向きにより効果が異なりますので、一概に装置の良し悪しは決められません。使ってみて、どうしても効果が現れないとか、使用感が悪ければ　別の装置に変更することも可能です。
一期治療で過蓋咬合が改善されない場合は、二期治療で矯正のブラケットと針金を装着し、前歯を圧下するなど歯だけにアプローチする治療へと移行します。

すまいるさん、矯正治療で素敵な笑顔、素敵な歯並びを手に入れてくださいね。

すまいる(14歳女性学生）
2015年09月08日14時22分

表参道HIKARI DENTAL矯正歯科
　　　　　　　川崎先生

ご回答ありがとうございます。
今回何人かの矯正歯科に相談に行ったところ、口腔内の診察と顔貌を見て、
①下顎が少し後退していると診断された先生
②下顎の位置は悪くないと診断された先生
③セファロをとらないと全くわからないので何とも言えないと言われた先生に分かれました。

セファロで分析しないとしっかりした判断がつかないのは当然だと思いますが、矯正専門の先生なら所見である程度の判断は可能ではないかとの思いと、成長を誘導できる期間は限られているという思いから、機能的矯正に踏み切ろうかと思っています。ただ下顎の位置は悪くないと言われた先生もいることからそこまでひどい前後的なズレがあるわけではないと思います。わずかに左右の偏位もあるのでこれも同時に改善したいとの思いがあります。

また治療法についても、14歳という年齢から、
①機能的な矯正を今すぐ始めて1年くらい頑張りましょうと言う先生
②もう成長はないので成長誘導は無理、すぐに二期治療と仰る先生
③顎関節を人工的に引っ張り負担をかける治療はとんでもない、顎関節症になるとお考えの先生に分かれました。

先生によってこれほど違うことに正直驚いています。診断、治療法が違うと、最終的なゴールが異なるのでしょうか？それならどの先生にかかるかが大変重要になり難しいです。

川崎先生は、この年齢からでも、機能的矯正装置で、顎関節を緩めた状態にし、関節頭に骨ができるのを待つ治療をおすすめ下さっていて、効果もあるだろうとお考えなのですね。
もしこの先身長が伸びず、下顎の成長もなかったとしても、バイトジャンピングアプライアンスで顎関節に力をかけ続けても問題ないでしょうか？
何かリスクはありますか？　(例えば顎関節症になる恐れや、奥歯が挺出するなど)

表参道ヒカリデンタル矯正歯科
（東京都港区）
2015年09月10日17時00分

すまいるさん
こんにちは。返信が遅くなりまして、失礼いたしました。
悩まれているご様子ですね。担当する先生により、治療方針が異なるので迷われるのは無理もありませんね。
私は、おっしゃると通り　機能的矯正装置をお勧めいたします。
もちろんお会いしておりませんし、検査のDataもございませんので、確定診断は出来ませんが、機能的装置を１年位使用し、
すまいるさんの下顎の成長の動向を見た上で、二期治療に入っても遅くないと思います。また、患者様によっては一期治療だけで治ってしまう方もいらっしゃいます。
機能的装置を用いるリスクですが、顎関節症や奥歯の提出は起こらないとは言えませんが、成長期なので１年毎にレントゲンで顎位を確認し、また装置の使用を間違えなければ特に問題はないと考えています。
また、顎関節症は二期治療時のゴムの使用時にも起こることがあるので、もし違和感が出たら早めに担当医に相談することが望ましいです。
初めての矯正治療ですから、お分かりにならないこと、心配になることがありますよね。この先生ならとことん相談に乗ってくれると思われる先生にお願いされてみたらいかがでしょうか。
歯は一生ものの財産です。綺麗な歯並びで、素敵な笑顔でいられるよう願っています。　　　　　　　　
　表参道ヒカリデンタル矯正歯科　　　川崎　直子

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