ぴのさんの相談

はじめまして、マロニエ矯正歯科クリニックの栗田です。
ご質問にお答えします。

急速拡大装置を含む、上顎に装着するバンド装置は装着直後には必ず違和感が出ます。
もちろん異物ですし、口蓋（上顎の奥の方）や舌根部（舌の根本あたり）は嘔吐反射のポイントがあります。
多少の吐き気や違和感・しゃべりにくさであれば、ほとんどの方が次第に慣れてきます。
慣れてくるのには個人差があり、すぐに慣れる人もいれば、時間がかかる人もいます。
一か月後に通院した際にも違和感を訴える方はほぼいないので、一か月以内には基本的に慣れます。

ただ、装置の装着状態や設計が不適切である場合は、強い違和感や痛みを伴うことになります。
上顎にめり込みすぎている場合や、逆に浮きすぎて舌が当たる場合にそうなります。
その場合は、慣れることも無ければ自分で解決することも出来ないので、担当医に調整をしてもらう必要があります。
なかなか慣れてこない、痛みがある、苦しい場合は担当医に相談してみましょう。

また、すでに料金を払っているということですが、始まったばかりなので返金も可能かと思います。
あまりにも違和感が強すぎて、矯正治療を最後までやることに不安を覚えて挫折される方もいらっしゃいます。
治療開始直後であれば咬み合わせも変化していませんし、材料費のみだけ負担して返金できるかもしれません。
通院されている歯科医院の方針や説明にもよりますが、矯正治療を辞めるという選択肢もあります。
ある程度進んでしまうと咬み合わせが変化していますし、その状態は矯正前よりも悪い状態です。
矯正治療は、一回咬み合わせを崩して、最後に良くなるものなので、治療中は咬み合わせが良くありません。
なので、装置を装着したばかりのこの瞬間は、矯正治療を辞められる最後のチャンスなのでご検討ください。

成人の本格矯正において、急速拡大を使用するのはレアケースです。
色々な考えの先生がいらっしゃるので、急速拡大が大好きな先生は推奨しています。
急速拡大装置はかなり大きな装置なので、違和感も強いかと思います。
もし急速拡大装置以外での治療が可能であれば、装置自体の変更も相談してみてもいいかと思います。

急速拡大装置を使用した後で、また別の矯正装置に移行していくものと思いますが、
すべての装置がある程度の違和感と、それに伴う不快感が生じます。異物なので。
雑な言い方になりますが、ほとんどの方で慣れてきますし、慣れるしかないです。
可能な限り苦痛を減らすようにしても、矯正治療は辛く長く大変なものです。
あたかも「進化して楽になった」と思わせるように、歯科医師側の説明や広告があるかもしれませんが、
昔よりは多少マシになった程度で、一定以上の苦痛は無くすことは出来ません。医療とは辛いものです。

今後、今感じている以上の大変さがやってくるかもしれません。
それを乗り越えてでも、美しくなりたい、健康になりたい、と思う方がトライするのが矯正治療です。
ギリギリ引き返せるタイミングなので、辛さに耐えかねるようでしたらまだ辞めることが出来ます。
ただ、どれだけ大変でも慣れますし、終わってしまえば過去のものです。
違和感が時間とともに減るようなら大丈夫、減らないのであれば担当医に相談してみましょう。

以上を、ご質問への回答といたします。よろしくお願いいたします。

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東京有楽町の銀座リラ矯正歯科と申します。

急速拡大装置の違和感については個人差が大きいですが、時間によって慣れることが多いので、一般的には１週間くらいは様子をみてもらうことが多いのではないかと思います。

６か月という期間もあくまで目安だと思われますので、状況次第ではそこまで使わないこともあると思います。

矯正治療に関する不安や疑問は、矯正担当ドクターに直接質問して解決するのが一番だと思います。ご検討ください。

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